先月、扇田昭彦さん(演劇評論家)が亡くなった(74歳)
そして、今いくよさんが亡くなった(67歳)
そして、今井雅之さんが亡くなった(54歳)

過去2年間を振り返ると、若い歌舞伎役者が亡くなっている。

全員、死因は癌。

日本人の死亡原因の第一位は、癌であるから
さもありなんということだろうか?

扇田さんが亡くなったニュースを仕事先の役者仲間から受け取った。
彼女は、その時スマホでニュースを得、ショックを隠し得なかった。
珍しく、同席していた他の役者が、福島第一原発事故との関係性を口にしたので、
私はチャンスとばかりに、福一の事故後、
癌だけではなく、心筋梗塞など
不審死と呼ばれてもいい死亡がたくさんあることを話した。
そう、原発事故、被曝、のことを口にすると、
露骨に嫌がられるか、スルーされることが多く、
普段は下手に口にしないようにしているので、ついつい。

その後、今井雅之さんが、東日本大震災後、
宮城県でヴォランティア活動に携わっていらした事実を読む。
あれから四年
結びつけることは出来ないけれど、無関係とも言えない嫌な感じ。

そうなのだ。
問題は、そこにあるのだと思う。

そもそも癌は、死因第一位だ。
これから癌で亡くなる人が増えたとしても、
それを福一の事故と結びつけることは難しい。
その必要がないと言ってしまう人もいるだろう。

1980年頃から、癌は死因の第一位になった。
原発が日本で稼働し始めたのが、1960年頃
なあんとなく論理的な年数を経てそうなった。

原発を稼働することで、日本国土の中に放射能が増えたことは間違いないだろうから、
放射能という、癌の要因のひとつを鑑みると、日本中に原発があることは
間違いなく癌の発生率を増やしていると思う。

しかし癌の要因はそれだけではない。
化学物質、食品添加物、石油から作った薬 などなど。

日本では今3人に1人は癌で亡くなる。
それは世界中で見て、ダントツではないが、トップと言っていい。

今調べてみたら面白いことが分かった。

【癌で亡くなる人が増えたわけではない。 癌以外の病気で亡くなる人が減ったのだ】

という。
なるほど。
確かに、以前トップだったこともある脳血管障害は、
亡くなることが減ったと思う。
心臓病もそうだと思う。
発症した時に、傍にたまたま誰かが居てくれれば、
かなりの確率で助かる病気になった。

(先日、町村議員が亡くなった。死因は、脳こうそく。4月に体調不良のため衆議院議長の座を下りた。
病気療養したわけだ。その時の病名も脳梗塞。脳梗塞で一流の病院に早めに入院した方が、
その脳梗塞で亡くなったことに、私はかなりの驚きを覚えた)

つまり3大死因の内、心臓病、脳血管障害出なくなる方が減ったので、
癌が死因のトップに躍り出たというのだ。
そうなのだろう。
でも、癌も以前に比べたらはるかに死なない病気になった。
私の周囲では、癌になった人10人中9人は助かり、
今は元気に普通に生活している。

直る病気になったにも関わらず、癌が一位ということは、
それだけ多くの人が、以前よりもさらに多くの人が
癌に罹っているという事実なのだと思う。

そして今や遺伝性など関係なく、
誰でも癌になる可能性がある。
若い人でもあるし、歳を取ればとっただけ可能性は上がる。

自分の身体に耳を傾け、不調を訴えていないか聞いてみる。
不調は、色々、時々やってくる。
どこまで我慢して、どのタイミングで病院に行く必要があるのか?
とにかく自分の身体の声を聴くようにしている。

そして、もうひとつ頭の中で最近繰り返していることがある。
いつ死ぬか(病気で入院)分からないのだから
今日のことを明日に延ばさず、
今日を楽しもう!

結局、いち生物に出来ることはこれしかないのだと行きつく。

PS:日本人の三大死因を調べていたらびっくりする事実に突き当たった。
  性別、年代別の表を見ていたのだが、 
  男女とも死因の第三位に「自殺」が入っている年齢がある。
  それが、どちらも10歳~14歳
  と50代だった。
  10歳~14歳は、そもそも亡くなる全体数が少ないから目立つのだろう。
  が、50代って何?
  色々不調の出やすい、変化の多い年なのだと思う。
  40代までは、体力的に頑張れるけど、坂道が突然前に広がる年代。
  肉体の衰えは、精神の衰えを呼ぶということなのだと思う。
  恐ろしい事実だった。