高円寺の商店街もなかなか凄いが、
私は阿佐ヶ谷の商店街が好きだ…った。
よくぶらぶらしたのは、考えてみると10年前。
それから何度かは行っているけれど、
今回のように全体を歩いてみたのは久しぶり。
お目当ての店があった。
クロワッサンデマンドに初めて出逢った美味しいパン屋さん。
家具と小物の店。
着物の店。
阿佐ヶ谷は我が家から徒歩圏内。
今年に入って、夫婦で東京を散歩することが多くなった。
そして、先日は阿佐ヶ谷方面に向かった。
さて阿佐ヶ谷商店街。
相変わらず活気がありました。
入ってすぐのドラッグストアが安いことを発見したが、
レジが物凄い行列であきらめる。
我が家は夫婦ともに待つのが大嫌いだ。
並んでまで手に入れたい!と思わない。
そして、次は、家具屋、
あれ?ない。
ここらへんだったと思ったけど。
次は、小物屋、
時計屋
着物屋
そして最後にパン屋
あれ?ない。
もっと先だったかもしれない。
気づけば商店街は終わってしまった。
パン屋も、ぶらぶらするのが楽しかった家具小物屋もなくなっていた。
なあんだ、つまんない。
商店街は活気があるが、
やはりチェーン店に侵食され続けているのだと思う。
個人商店は、なかなかやっていけない。
こんな状況を、私は30年以上あっちこっちで見続けている。
若い頃にぶらぶら楽しんだ渋谷には、
当時好きだった店はもう一軒もない。
以前は、チェーン店ではない、個人経営の店がたくさんあったのだ。
世の中はどんどん変わって行く。
いい意味でも悪い意味でも変わって行く。
しかし、以前あった好きだったモノがなくなるのは嬉しいことではない。
好きだったモノ、良いモノが、
残っていける社会だったらいいのにと思う。
チェーン店は、便利だが、どこに行っても同じ店があるだけ。
その街の特徴にはならないし、特産にもならない。
個人商店、個人経営の店が生き残れるために、
私に出来ることを心がけていくつもりだ。