

今日ツィッターで見つけた画像です。 福島県川内村鍋倉地区 以前は、のどかな高原に広がる約6ヘクタールのソバ畑でした(写真左) 今は……。 一面を埋めつくすフレコンバッグと呼ばれる青い袋。 勿論中身は、福島第一原発事故の除染で出た放射能汚染土です。
こんな写真をツィッターやネット上では毎日のように見ることが出来ますが、
テレビでは特番でしか流されません。
福一事故からもうすぐ4年。
福島は、まだ汚染土さえ、片づける場所を見つけることが出来ません。
そしてこれとは比べ物にならないほど高い放射性物質を含む
廃棄物が、片づけられないどころか、未だ生成中です。
解決のめどは立っていません。
これは福島の問題ではなく、日本全土
そして太平洋に垂れ流しているのですから、地球全体の問題です。
もしも中国や韓国で原発事故が起きて、
その死の灰が、放射性物質が、
風や海の水に乗って日本にやってきているとしたら、もっと許せないですよね。
同じことだと思います。
今日、ドイツのメルケル首相が来日されます。
ドイツは、福一の事故をきっかけに、2020年までに原発ゼロにすると政府が決めて、
着実にその道に進んでいます。
日本は、当時の民主党政権が、段階的に日本の54基の原発を停止して行って、
一昨年の9月に全基を停止したにもかかわらず、
安倍政権は、再稼働しようとしています。
今一番最初に稼働しようとしているのは九州の川内原発です。
メルケルさんは、来日前、取材に答え、
わざわざ言ってくれています。
「日本も原発は辞めるべき」だと。
わざわざ海外の政治家が、日本のために発言してくれています。
ドイツでは、今日も日本の脱原発のための抗議活動が行われています。
日本では、毎金曜日の官邸前の脱原発抗議活動を始め、
全国で原発廃止のための抗議活動が行われているにもかかわらず、
ほとんどNHKでは報道されていません。
そして上記の写真も滅多にテレビで映し出されません。
本当は、福一の事故後、
毎日上空からの映像を配信すべきだったと思っています。
これからでも遅くないので、毎日配信すべきだと思います。
先日東電が暴露した、汚染水問題も、
毎日上空から見ていれば誰の目にも明らかなことだったのです。
福一の事故後、日本も2/3の国民は原発に反対だと言われています。
でも、まだ声が小さいのかと思います。
ほとんど国民の声に耳を貸すことのない現政権だけに、
もっともっと声をあげて行かなければならないのだと思います。
福島をなんとかしなければ、
原発再稼働をなんとしても止めなければ、
第二の福島が出来、私たちは安全に住める国土を失います。
小さな一歩から始めませんか?
ステッカーや缶バッチなどで「NO NUKES」と発信し、
身近な人でそれに興味を持ってくれた人に話すとか。
一基の原発を一年間動かすと
広島原爆1000発分の死の灰と、長崎原爆30発分ぐらいのプルトニウムが否が応でも生成されてしまいます。
その死の灰は、今も処理できずに日本に溜まっています。
そしてだーれもそれを処分する方法を見い出していないのです。
間違いは、どこかで引き返すしかないのです。
そしてそれが今なのだと、
東日本大震災は、そう言っていたのだと思うのです。