第二次世界大戦下、多くの諸外国人を殺戮した軍事大国であり、
その後、1945年敗戦という形で終わった日本とドイツだが、
戦後70年の歩みにはかなりの差がある。
①そのひとつは、戦後処理。
私は小さい謝罪していないとか、戦争の賠償をしていないとか文句を言ってくるのだろう?と
疑問に思ったり、不快に思ったりした。
そして、今もなお、しょっちゅう日本は責められている。
ドイツが戦後処理をきちんとやって、日本はやっていない?
そのひとつひとつを検証するほど勉強をしていない私は、
比較することが今は出来ないのだけど、
日本の問題点について、先日読んだモノが目から鱗だったので、
ここに書きたい。
日本の問題点は(分かり易く書くと)広島と長崎に原爆を落とされたことによる被害者意識だ。
日本は、本当は戦争加害者だったのに、
あの瞬間、戦争被害者になってしまったのだ。
そして未だに、その意識が強いような気がするのだ。
IAEAの活動などを語る時いつも
「日本は世界で唯一の被爆国なのだから、核軍縮のために出来るコトがあるはず」
というコメントを何度も聞いてきた(実際私も外務省関係の仕事をしていた時TVで発言していた)
それはある種、都合のいい響きを利用しているだけに留めておけばいいと思う。
そして利用することで、核軍縮に貢献できるのならばいいと本気で思う。
日本は、近隣諸国を植民地化し、戦争下とはいえ、多くの虐殺をしたにもかかわらず、
その反省の気持ちが、少ないのではないかと思う。
その理由は、勿論教育にある。
小学校、中学校の歴史教育できちんと事実を教えられなかった私たちは、
大人になってから愕然とすることになる。
私の場合は、本当に無知で、
大人になってから、韓国の友人と話をする中で、そのズレを感じた。
無知と言うのは、恥ずかしいし、罪悪だ。
それを国の方針でたくさん作り上げられてしまった。
どんなことでも真実を知識として知ることが必要であり、それが教育だ。
更に、その事実を知った上で、それについて考え、意見交換することが必要だ。
その点で、ドイツの方がはるかに優れていたのではないかと思う。
戦争を知らない私たちが、
つまり何もした記憶のない現代の私たちが、
お隣の中国や韓国の人たちから、「あなたたちが私たちの国民(家族)を殺した!」と責められる。
国の代表である人が、きちんと頭を下げたりしてこなかったツケが、
70年経った今も続いている。
あの広島、長崎の原爆がなかったら、
日本人はこれほど被害者意識を持たずに、
戦争で酷いことを山ほどしてしまった国民の子孫という意識をもう少し持てたのではないかと思うのだ。
私は、戦争反対です。
どんな理由があろうとも、今は、戦争反対です。
(若い頃は、戦争しか解決方法がない場合もあるかな?とか思ってた時期がありました)
何故なら、戦争で解決できる問題はないからです。
問題のほとんどは、当事者同士が一緒に時を過ごし、
話をして解決していく以外に道はないと思っています。
何かあるたびに、中国や韓国が先の大戦の日本のしたことを取り上げてくる。
日本人として気分はよくない。
しかし、逆の立場に立って考えてみれば分かること。
やられた彼らにしてみれば、日本が何か(政治家の靖国参拝とか)するたびに
文句を言いたくなる。その気持ちは理解できるじゃないですか。
例えば、私の祖父母が、植民地下、韓国語を喋ることを強要され、
人間として扱われないような日々を過ごし、
相手を恨んだまま亡くなっていたとしたら……。
今年戦後70年ということで、
安倍首相は、「戦後70年談話」を出すと言っている。
出来れば出さないで欲しいと思っている。
そもそも安倍首相になる前の日本は、中国とも韓国とももっといい関係を作っていた。
彼が談話を出すことで、それがいい方向に向くと考えられる根拠が、
この政権下見つけられない。
歴史に何を残したいと思っているのかは知らないが、
かなり危険なことをしようとしているとしか感じられない。
今こそ、政府が、きちんと戦後処理が出来なければ、
私たちの子孫がまた、「どうしてこんなに責められなければならないの?」
と感じることになる。
私とは違って、戦争経験者のひとりも周りにいない若者たちが、
中国や韓国に責められる日本を見て聞いて、
いい気分がするとは思えないし、
そのことが、両国関係にいい結果を産むとも思えない。
今の政府がなんとかしなければ……と思う時に。
ダメだ、
だって、今の政府が、更に悪化させたのだから……
と首を垂れるしかない……。
その後、1945年敗戦という形で終わった日本とドイツだが、
戦後70年の歩みにはかなりの差がある。
①そのひとつは、戦後処理。
私は小さい謝罪していないとか、戦争の賠償をしていないとか文句を言ってくるのだろう?と
疑問に思ったり、不快に思ったりした。
そして、今もなお、しょっちゅう日本は責められている。
ドイツが戦後処理をきちんとやって、日本はやっていない?
そのひとつひとつを検証するほど勉強をしていない私は、
比較することが今は出来ないのだけど、
日本の問題点について、先日読んだモノが目から鱗だったので、
ここに書きたい。
日本の問題点は(分かり易く書くと)広島と長崎に原爆を落とされたことによる被害者意識だ。
日本は、本当は戦争加害者だったのに、
あの瞬間、戦争被害者になってしまったのだ。
そして未だに、その意識が強いような気がするのだ。
IAEAの活動などを語る時いつも
「日本は世界で唯一の被爆国なのだから、核軍縮のために出来るコトがあるはず」
というコメントを何度も聞いてきた(実際私も外務省関係の仕事をしていた時TVで発言していた)
それはある種、都合のいい響きを利用しているだけに留めておけばいいと思う。
そして利用することで、核軍縮に貢献できるのならばいいと本気で思う。
日本は、近隣諸国を植民地化し、戦争下とはいえ、多くの虐殺をしたにもかかわらず、
その反省の気持ちが、少ないのではないかと思う。
その理由は、勿論教育にある。
小学校、中学校の歴史教育できちんと事実を教えられなかった私たちは、
大人になってから愕然とすることになる。
私の場合は、本当に無知で、
大人になってから、韓国の友人と話をする中で、そのズレを感じた。
無知と言うのは、恥ずかしいし、罪悪だ。
それを国の方針でたくさん作り上げられてしまった。
どんなことでも真実を知識として知ることが必要であり、それが教育だ。
更に、その事実を知った上で、それについて考え、意見交換することが必要だ。
その点で、ドイツの方がはるかに優れていたのではないかと思う。
戦争を知らない私たちが、
つまり何もした記憶のない現代の私たちが、
お隣の中国や韓国の人たちから、「あなたたちが私たちの国民(家族)を殺した!」と責められる。
国の代表である人が、きちんと頭を下げたりしてこなかったツケが、
70年経った今も続いている。
あの広島、長崎の原爆がなかったら、
日本人はこれほど被害者意識を持たずに、
戦争で酷いことを山ほどしてしまった国民の子孫という意識をもう少し持てたのではないかと思うのだ。
私は、戦争反対です。
どんな理由があろうとも、今は、戦争反対です。
(若い頃は、戦争しか解決方法がない場合もあるかな?とか思ってた時期がありました)
何故なら、戦争で解決できる問題はないからです。
問題のほとんどは、当事者同士が一緒に時を過ごし、
話をして解決していく以外に道はないと思っています。
何かあるたびに、中国や韓国が先の大戦の日本のしたことを取り上げてくる。
日本人として気分はよくない。
しかし、逆の立場に立って考えてみれば分かること。
やられた彼らにしてみれば、日本が何か(政治家の靖国参拝とか)するたびに
文句を言いたくなる。その気持ちは理解できるじゃないですか。
例えば、私の祖父母が、植民地下、韓国語を喋ることを強要され、
人間として扱われないような日々を過ごし、
相手を恨んだまま亡くなっていたとしたら……。
今年戦後70年ということで、
安倍首相は、「戦後70年談話」を出すと言っている。
出来れば出さないで欲しいと思っている。
そもそも安倍首相になる前の日本は、中国とも韓国とももっといい関係を作っていた。
彼が談話を出すことで、それがいい方向に向くと考えられる根拠が、
この政権下見つけられない。
歴史に何を残したいと思っているのかは知らないが、
かなり危険なことをしようとしているとしか感じられない。
今こそ、政府が、きちんと戦後処理が出来なければ、
私たちの子孫がまた、「どうしてこんなに責められなければならないの?」
と感じることになる。
私とは違って、戦争経験者のひとりも周りにいない若者たちが、
中国や韓国に責められる日本を見て聞いて、
いい気分がするとは思えないし、
そのことが、両国関係にいい結果を産むとも思えない。
今の政府がなんとかしなければ……と思う時に。
ダメだ、
だって、今の政府が、更に悪化させたのだから……
と首を垂れるしかない……。