先月亡くなったシュルツくんは、当初の予定では八ヶ岳の庭に埋めてそのまま土に返す予定でした。
そのまま土に返るのが、猫にとって最も幸せだというのが私の考えだからです。
でも、天気や諸事情で八ヶ岳に行くことがままならず、火葬するという結果になりました。

ネットで火葬してくれるところを探しました。
以前、車で動物を火葬することで苦情が出ているというニュースなどを見ていたので、
どうも厭なイメージがありましたが、
お寺で火葬してくれるところ限定で探し、
ま、ある種「良さそう」というだけの理由で決めたペット火葬の常憲社
なかなか良かったのでお奨めします。

江戸川区一之江にある廣済寺というところで火葬してくれます。
予約は多分30分に一組だと思われます。
駐車場もありますが、前の人がいる可能性があるので、あまり早めに来られると困るような雰囲気でした。
実は30分前に着き、駐車場で乗ったまま待っていました。
駐車場はその日は空いていました。

私の予測ですが、その日は、日が良かったので
法事などが入っていなかったのだと思います。

薦められた10分前に行くとすぐ火葬する場所に入れました。
シュルツを火葬台に乗せて、しばし別れを惜しむ間、担当の人は待ってくれたのだと思います。
シュルツを撫でると、生きている時と何も変わらずシュルシュルしていました。

それから一時間掛かりますということでお寺の部屋で待つことが出来ます。
その2階には、ペット霊園があり、待っている間に拝見しました。
ロッカー型の霊園ですが、ガラスの扉で、中に位牌、遺骨の他、ペットの写真やペットが好きだった物が
溢れるほど並べられて、1時間では見切れないほどです。
東京でペットを飼うと、その後土葬することも出来ない人が多くいるのだと実感します。
そこのペット霊園は、もちろんいつでも行くことが出来ます。
それに毎月18日には、ペットたちの合同慰霊祭もあり、無料で参加できます。

40分くらいで呼ばれたと思います。
シュルツの遺骨を骨箱に入れる前に、骨の状態を説明してくれました。
人間の時と同じように丁寧に。
更に、本人がどこが痛いとか調子が悪いとか言えなかった分、人間よりも丁寧に。
シュルツの骨が如何に丈夫だったかという事。
私の予想に反して、歯は大丈夫だったこと。
予想通り、頭の良い子だったこと。(だから人には懐かない子が多いとのこと)
その日の朝、舐めたチーズケーキも。
私が知っていることと、知らないことを話した。
その短い時間、私は誰にも懐かなかったシュルツのコトを、全く初対面の人と語り合うことが出来る素敵な時間だった。

担当の方は、必要以上に丁寧過ぎず、でも猫のコトを、私の気持ちを慮って気を使ってくれていました。
丁度良い心遣いでした。

私がお願いしたのは立会火葬というものです。
値段も他と比較して安い方でした。
お寺で待ち時間を過ごせるし、この対応なら手ごろだと思います。

紙に書かれた位牌と、上写真の遺骨と携帯用のカプセルをくれます。
カプセルの中には、シュルツの爪と歯を入れてくれています。
そしてシュルツは遺骨になって今私の前にいます。
将来、八ヶ岳の庭に納めるつもりですが、それまでは私の傍に、ここにいます。