坂元裕二さん脚本だから、外すわけがない。
ということで見始めた期待のひとつ。
正直、少々舞台よりの造りになってしまっていて、
第一話を見た限りではクエスチョンもついておりました。
でも、大丈夫、坂元さんの作品ですから。
優れた脚本家をきちんとチェックしておけば、
怖ろしく外すことはないのです。

第二話、第三話と少しずつ面白くなってきました。
でも、やはり少々、小劇場チックな作り。
作家のやりたいことをやらせて貰っているという結果なのか?
はたまた、誰かの思惑なのか?

キャストは地味でしたが、よくよく見ると素敵な人たちが集まっている
そんな感じです。

主演の真木よう子さんは、力のある役者さんですが、
こういった役よりはもっときつい役をよく見ていました。
今回は素敵ですね。
何があっても動じないくせに、きつくない。
という、ある意味もっとも強い女性像。
魅力的な女性像をきちんと貫いて演じて下さっています。

東出昌大さん。
実は、一度しか見た記憶がない役者さんですが、
その時、心根の美しい良い役をやってて名前を覚えた方なのに、
今回はすごーく厭な役。
それに徹していて、
前に見た時と全然違くて素晴らしい。
ハンサムで背がすらっと高い上に、これほど役作りをされる役者さんということが
とても楽しみです。
今後出演ドラマおっかけたいです。

その他にも素敵な役者さんが数人。
でも、ほとんど名前と顔が一致しないのです。
一度くらい見たことがある人ではあるのですが、
今キャスト表を見ても、どの人がどの人だか?

このドラマが終わる頃には、
素敵な役者さんのみ顔と名前を一致させます。

大御所では、杉本哲太さんが
かなり厭な奴を、とても無理なく演じていらっしゃいます。
外見が個性的なだけにそう見えないのですが、
いつも特に役を作っている感がなく、
自然にその役の雰囲気を醸し出す方で、
今回も素晴らしいです。