交通事故のニュースが立て続けに舞い込んできた。

2,3日前のニュースだったと思う。

パトカーの制止を無視して逃走したバイクを
パトカーが追跡中
赤信号で停止していたミニバイクに
そのバイクが追突して
ミニバイクに乗っていた人が亡くなった。

そして今日。

パトカーの制止を無視して逃走した車が、
歩行者をはねて死亡させた。

ショッキングなニュース。

アメリカでは時々パトカーとカーチェイスする逃走車の映像が流れたりして
見たことはある。
日本ではほとんどお目に掛かれない、
まるで映画の中の世界。

今日の車の逃走した人は、
どうやら無免許で酒酔いだった様子。
だから……逃げた……。

逃げるという行為が問題なのはいつの世も同じ。
逃げないで、その問題に立ち向かう強さが人は必要なのに、
その年までそれを学ぶ経験を持てなかった。
それはやはり親の責任が大きい。
それでも普通に社会に出れば、
面と向かって謝らなければならない局面もあるだろうに、
世の中の大人も放っておいたりして、
叱られたことのない若者が近年たくさんいる。
可哀そうなことだ。

しかし、この事件に関しては、可哀そうとか言ってられない。
全く関係のない
交通ルールを守って生活している人が
殺されたのだから。

パトカーに「止まれ!」と言われて、
止まらない車をイメージできるだろうか?
私は出来ない。
そういう国に生まれたし、
警察はそういう意味を持っていた。
それが少しずつ変わってきているのかもしれない。
怖ろしいことだ。

正しいことを、
しっかり正しいと知らしめていかないと、
この先、また信じられないようなとんでもない事件に出くわすことになる。
それは多くの人が望んでいないはず。
きちんとした大人が、きちんと声に出して行けるような世の中になっていかないと。