私が老眼を意識したのは41歳。
私の同級生のうち、近視でなかった人は、
ほとんどが同じ年に感じた。

つまり41歳というまだ「老」とは縁遠いと感じている時に、
すでに始まる病気であり、
人生80年とか90年とか言ってるところを見ると、
これはもう人生半分老眼病ってこと。
ついでに若い頃近視の人を合わせると、
眼鏡を必要としないで生活する人の数の方が
圧倒的に少ないことになる。

そして老眼はどんどんどんどん進む。
だから、最初はなかなか視力に合った眼鏡を作れない。
100均の安い老眼鏡を買い換えた方が得策。
しかし、進んでくると、仕事に支障が出る。
で、遠近を作ったり、PC用の眼鏡を作ったり、
これまで眼鏡と言えば、サングラスなどのおしゃれでしか着用しなかった私が、
必要に迫られて眼鏡を掛けるようになって10年以上が経ちました。
そうなってくると、もう掛けてる時間が多いから、
おしゃれのために掛ける気はもうないですね。

さて、そろそろ落ち着いて欲しいと思ってるのに、
50を超えてから、また2段階くらいで一気に視力に変化が?
昨年末の視力検査で、
それまで1.5を下ったことのなかった私の視力は
1.0と言われたのです!

気が付くと、テレビの文字がぼけている。
眼鏡生活にまだ慣れていない私は、
眼鏡を掛けていることに疲れるので、
掛けないで済むときは掛けないのだけれど。
その内、テレビを見るために眼鏡掛ける生活もやってくるのかしら?

そもそも遠視の私は、遠くだけは見えることを自慢できたのに、
最近は、遠くがぼやけてきたら、
もう何もかもボケているような気がしてきた。
どこに照準が合っているのか?全く分からない。

先日、区でやってくれる目の検査があったので行ってきた。
緑内障とか、歳を取ることで起こりがちな眼の病気の検査。
それはすべて引っかからなかったので、
とりあえずOKなのだが、
視力の衰えと共に、目の疲れが増してくるこの状況は、
どうにも辛い。

結局、41歳で始まる病気ならば、
それ以前にもっともっと読みたい本を読んでおくべきだったのだ。
と思っても後の祭り。

人は自分で年を取ってみないと分からないことがたくさんあるが、
こういった肉体的な衰えはとかく誰にも話さない傾向があるように思う。
もっと早く知らせて欲しかった。

若い皆さん、30代の内にたくさん本を読んで下さい。