先日、生徒のひとりと話していたら、
奨学金を返済しているので、週に6日のバイトを減らせません。
という回答。
昨日は、別の人と話しててやっぱり奨学金の話。
そこでちょっと調べてみた。
するとなんと現在、現役大学生の半数以上が利用しているのだ。
全国で約285万人いる大学生の内、半数の約140万人が大学卒業と同時に借金を抱えることになる。
そしてそれを返すためにバイトをして学業がおろそかになってしまったり、
卒業後、ローン返済で苦しむ若者たちの記事を読んだ。
日本はずっとデフレだったにも関わらず、
教育費は高騰する一方だった。
そして東京の大学に行こうと思ったら、
学費だけではなく、生活費も半端ない。
結果、奨学金と言う名のローンを借りても、
大學生活中からバイトに明け暮れるという話だ。
そもそも私が子どもの頃の印象では
「奨学金」というのは、頭の良い特待生に支払われる返済義務のないお金のコトを意味した。
今ここで問題になっている奨学金と言うのは、利率の低いローンであり、
大學を卒業したその月から返済義務が発生する。
大學を卒業して一流企業に就職できれば
ボーナスなどを利用して、良いテンポで返済できるのかもしれないが、
中小企業に就職したり、
それこそ就職できず派遣やバイト生活になった人は、
返すために働き続けるしかない。
例えば私が読んだ記事の人は
「毎月8万円ずつ4年間借りて卒業時点の借金は384万円。
有利子奨学金の利率は貸与終了時に決まるらしい。
例えば0.89%として元本から割ると
卒業後、毎月21531円を20年間返し続ける計算になる」
というのだ。
つまり40歳を超えるまで。
普通だったら、40歳ともなれば子どもが居て、
子どもの教育のためにローンを組み始めるような年齢なのに。
私が若い頃だって、東京で一人暮らしで好きなことをするのは
それなりに大変だった。
新潟県出身の友人は、お米だけは実家から送られてくるので、
醤油を掛けて食べる日々も結構あった様子だし、
私は、一人暮らしをあきらめて、
やはりアパートを捜していた人とシェアするという選択をした。
バイトで帰宅が遅くなることも考えると
どうしても家に風呂が必要だったから。
食べるモノが貧しいとか、
アパートが古いとか、
そういうことは我慢すればいいと思うし、
若い時にはそんな我慢も将来笑い話になる。
それに比べると
最近の若い子たちは、
バストイレ付のアパートに暮らしてて、
毎日ペットボトルの飲料を購入してて
結構いい生活しているじゃない!って思っていた。
因みに私は、高校卒業時に大学に行くお金が溜められなかったので
その時は大学をあきらめ(それほど行きたかったわけではないし)
その後溜めたお金で30代に行くことになるのだが。
自分の考えをきっちり持った方が良い。
大學に行くことの意味。
そのためにローンを組む意味。
記事を読む限りでは、
大學の学生ローンを組むならば、
卒業後、間違いなく一流企業に就職するしかないように感じた。
つまりそれが人生目標なのか?
それが人生目標でないならば、
お金がない人は、18歳の時は大学をあきらめるという選択肢もある。
やりたいことが決まってから勉強したって遅くない。
ただ、問題なのは、
本当に本当に勉強したい気持ちのある人が、
お金がないという理由だけでそれをあきらめなけらばならない。
そういう人がたくさん発生しているという事実だ。
これはもはや先進国ではない!
日本は、世界でも有数の識字率の高い国で、
つまり義務教育というモノで、
今まではほとんどの国民が読み書きを習ってきた。
しかし、近年、不登校などで学校に通わなくなってしまった若者は多く、
その人たちが将来どのように変化していくのか?
それは予測も出来ない。
お金がなくても勉強できる環境がないと、
その人は、もはやどの分野でも這い上がることができない。
つまりそういう人を作る社会ということは、
この国の衰退ということだ。
この国は一体どこへ向かっているのだ?
金持ちだけが、生き残れる社会。
それが資本主義なんだからしょうがないじゃない!
って言っちゃう人。
しょうがないなんてない。
どんなことだってしょうがないなんて言ってはいけない。
だって、自分が勝ち組ではなく、
お金がないために、明日食べるモノを得るだけでも大変な
そちら側に立つことを、一緒に考えないなんて
そんなのおかしい。
自分だけが良ければいいわけがない。
教育は、その国の根幹を揺るがす重要事項です。
もっと私たちは見つめて行かなければならない。
奨学金を返済しているので、週に6日のバイトを減らせません。
という回答。
昨日は、別の人と話しててやっぱり奨学金の話。
そこでちょっと調べてみた。
するとなんと現在、現役大学生の半数以上が利用しているのだ。
全国で約285万人いる大学生の内、半数の約140万人が大学卒業と同時に借金を抱えることになる。
そしてそれを返すためにバイトをして学業がおろそかになってしまったり、
卒業後、ローン返済で苦しむ若者たちの記事を読んだ。
日本はずっとデフレだったにも関わらず、
教育費は高騰する一方だった。
そして東京の大学に行こうと思ったら、
学費だけではなく、生活費も半端ない。
結果、奨学金と言う名のローンを借りても、
大學生活中からバイトに明け暮れるという話だ。
そもそも私が子どもの頃の印象では
「奨学金」というのは、頭の良い特待生に支払われる返済義務のないお金のコトを意味した。
今ここで問題になっている奨学金と言うのは、利率の低いローンであり、
大學を卒業したその月から返済義務が発生する。
大學を卒業して一流企業に就職できれば
ボーナスなどを利用して、良いテンポで返済できるのかもしれないが、
中小企業に就職したり、
それこそ就職できず派遣やバイト生活になった人は、
返すために働き続けるしかない。
例えば私が読んだ記事の人は
「毎月8万円ずつ4年間借りて卒業時点の借金は384万円。
有利子奨学金の利率は貸与終了時に決まるらしい。
例えば0.89%として元本から割ると
卒業後、毎月21531円を20年間返し続ける計算になる」
というのだ。
つまり40歳を超えるまで。
普通だったら、40歳ともなれば子どもが居て、
子どもの教育のためにローンを組み始めるような年齢なのに。
私が若い頃だって、東京で一人暮らしで好きなことをするのは
それなりに大変だった。
新潟県出身の友人は、お米だけは実家から送られてくるので、
醤油を掛けて食べる日々も結構あった様子だし、
私は、一人暮らしをあきらめて、
やはりアパートを捜していた人とシェアするという選択をした。
バイトで帰宅が遅くなることも考えると
どうしても家に風呂が必要だったから。
食べるモノが貧しいとか、
アパートが古いとか、
そういうことは我慢すればいいと思うし、
若い時にはそんな我慢も将来笑い話になる。
それに比べると
最近の若い子たちは、
バストイレ付のアパートに暮らしてて、
毎日ペットボトルの飲料を購入してて
結構いい生活しているじゃない!って思っていた。
因みに私は、高校卒業時に大学に行くお金が溜められなかったので
その時は大学をあきらめ(それほど行きたかったわけではないし)
その後溜めたお金で30代に行くことになるのだが。
自分の考えをきっちり持った方が良い。
大學に行くことの意味。
そのためにローンを組む意味。
記事を読む限りでは、
大學の学生ローンを組むならば、
卒業後、間違いなく一流企業に就職するしかないように感じた。
つまりそれが人生目標なのか?
それが人生目標でないならば、
お金がない人は、18歳の時は大学をあきらめるという選択肢もある。
やりたいことが決まってから勉強したって遅くない。
ただ、問題なのは、
本当に本当に勉強したい気持ちのある人が、
お金がないという理由だけでそれをあきらめなけらばならない。
そういう人がたくさん発生しているという事実だ。
これはもはや先進国ではない!
日本は、世界でも有数の識字率の高い国で、
つまり義務教育というモノで、
今まではほとんどの国民が読み書きを習ってきた。
しかし、近年、不登校などで学校に通わなくなってしまった若者は多く、
その人たちが将来どのように変化していくのか?
それは予測も出来ない。
お金がなくても勉強できる環境がないと、
その人は、もはやどの分野でも這い上がることができない。
つまりそういう人を作る社会ということは、
この国の衰退ということだ。
この国は一体どこへ向かっているのだ?
金持ちだけが、生き残れる社会。
それが資本主義なんだからしょうがないじゃない!
って言っちゃう人。
しょうがないなんてない。
どんなことだってしょうがないなんて言ってはいけない。
だって、自分が勝ち組ではなく、
お金がないために、明日食べるモノを得るだけでも大変な
そちら側に立つことを、一緒に考えないなんて
そんなのおかしい。
自分だけが良ければいいわけがない。
教育は、その国の根幹を揺るがす重要事項です。
もっと私たちは見つめて行かなければならない。