今MLBはワールドシリーズで盛り上がっているところ。
青木宣親選手がいるKCロイヤルズとSFジャイアンツが、
それぞれワイルドカードから勝ち上がってワールドシリーズで戦っている。
勿論私はロイヤルズの応援。
MLBだけではなく、NFLでも最近勝てていないカンサスシティーが
大盛り上がりである。

私がMLBを見るようになったのは、ほんの7年くらい前からのこと。
それ以前ことはほとんど知らない。
そして見始めた時からのヤンキース嫌いだ。
だから大好きだったイチロー選手も
ヤンキースに行ってからは、あまり積極的に試合を見ていない。
なぜ、すぐヤンキース嫌いになったのか?
その理由はかなり子どもの頃にさかのぼる。

私は、V9時代から読売ジャイアンツの大ファンだった。
そもそもは、7時代のチャンネル争いに勝つために、
私の父が仕組んだのではないかと思うが、
母と姉は普通の女性らしく当たり前に野球を見たがらなかったが、
私はプロ野球を見るのが好きだった。
そのジャイアンツファンは、
銚子商業からジャイアンツに入った篠塚選手が引退する年まで続く。
そしてその年を最後に、
私は日本のプロ野球を見るのを一切辞めた。

大人になって気づいたのだ。
私がジャイアンツファンだったのは、父親の策略ではなく

因みに父親は大阪出身の阪神ファン。
家族で後楽園に野球を見に行く時は、
必ず巨人阪神戦で、
外野席で外野手を近くで見られるような(当時は高田選手とか?)席で応援した。


読売ジャイアンツ
言い換えれば、ナベツネさんの策略だったのだ。

当時、関東で普通にテレビ中継されていたのは
日本テレビと言うメディアを持った読売ジャイアンツの試合だった。
毎日毎日ジャイアンツの試合が放送されていた。
それも19時から21時(延長の場合は21時半まで伸びた)
ゴールデンタイムだ、特に小学生にとっては。
毎日見ていれば、当然選手を覚えるしファンにもなる。
私は当たり前にジャイアンツファンになった。

でも、それはある種の洗脳教育じゃないか?と今になって思う。

そもそも、私は人気のあるチームが嫌い!
というあまのじゃくだ。
もっと平均的に試合を見るコトが可能だったら、
ジャイアンツファンにだけは絶対にならないキャラクターだったのだ。

自分の目で見て、好きなチームを選抜する。
基本的に強いチームは好きではない(弱いチームが強くなっていくのが好き)
ホームランばかりの野球より、走る野球、守りの野球が好き。
そして生え抜きの選手が多いチームが好き。
チームプレーが大好き。
とっても人気のあるチームはあまり好きではない。
だって、みんなが好きで応援しているのだから、
私が応援する必要ないじゃん。

大人になって、MLBを初めて見るチャンスを得た。
だから、ジャイアンツが模したヤンキースは絶対好きにはならない。
実際、上記の好き嫌いの基準を見ればヤンキースファンになるはずがない。

かなり長い間、読売ジャイアンツのファンだった私は、
ナベツネや読売などの策略に引っかかっていたのだという事実を許せないのだ。

今だって、胸を張って、
私はジャイアンツファンでした!
とは言える。
だって、私の過去を否定できないから。
でも、口惜しいのだ。

今は、以前よりも自分で選べる時代なのだと思う。
勿論選択肢が多過ぎて選ぶのは簡単ではないと思う。
でも、誰かの策略ではなく、
自分の目で見て、感じて、自分の好きなものをきっちり決めて生きていきたい。