予想以上に楽しく見させていただきました。
ああ、やっぱり私はラブストーリーが大好きなのだ。
本当に全く期待していなかった面々で、
期待していなかったドラマとしては、楽しみました。
こういうの嬉しいです。

脚本が田淵久美子さんですから、
はずすことはないと思っていましたが…
キャストがねぇ、あまり好きな面々ではなかったのです。

役者さんでは、最近良く見る板谷由夏さん。
私の記憶では、モデル出身の方で、
綺麗でスタイルが良くてだけが売りだった感じ。
最近はモデル出身の女優さんが当たり前に増えたので
そもそも女優志望でモデルから出る人もいるし、
お芝居の上手な方が増えたけれど、
以前は、モデル出身というと、芝居はいまいちねぇという印象があったのです。
考えてみたら、稲森いずみさんもモデル出身かな?

でも最近、NHKのドラマで主演する板谷さんを見て、
なんかすごく変わった感じがしました。
芝居に取り組む気持ちが出ている感じです。
今回は、40代でおじさん化した薫子という役どころを、
これまでの彼女ではあまりやらなかった役どころだと思うのだけど、
頑張って演じていた。
多少無理は感じないこともなかったけれど、
稲森さんとのバランスも良く、
好印象です。

ただ、このドラマは、そういう細かなことよりも
やはり脚本の力による、恋愛、すれ違い、恋愛、すれ違い
みたいな
ちょっとスリリングな感じ。
そして結局、不倫となってるのですが…

こんどこそ、(実は昼顔より先に見たので全然関係ない)
主演の柳くんと妻のあけひとの間のプラトニックな不倫は成就するのか?
という展開に進め、
実際、柳くんは、そのための準備と努力を着々として成功すると思われたのですが、
あらまぁ、って展開でした。
これもまた、やはり、不倫をそのまま成就させてはいけないという
日本の道徳的、倫理的何かが作用していたのでしょうか?

その内、あっさり不倫関係が結ばれ、
その後、罰も当たらず(←よく使われる表現ではないでしょうか?)
幸せに暮らしましたとさ!
みたいなドラマが出来るのは、あと何年先なのか
楽しみにしています。

因みに、個人的には、不倫絶対NGでございます(笑)