先日ラジオでこのテーマでインタビューしていた。
「忙しいのはいいことか?」
圧倒的に「いいこと」と答える人が多かった。
確かに、こう質問されればそうかなぁ?
でも多分今の私はすんなり「いいこと」とは言わないだろう。
「忙しい忙しい」と口癖のように言ってる働き盛りの時代はもう過ぎました。
「忙しい忙しい」と口癖のように言ってることが格好よく感じられた時期も過ぎました。
「私は暇」と答えることの方が格好良く感じられるような年になりました。
でも……
ずーっと暇だと不安になる?
毎日暇で、つまり何の予定もなく
毎日を充実させて生活することが難しいのだと思う。
だから、忙しさにかまけていた方が
殆どの人は、安心して、それなりに楽しく過ごせるのだ。
でも、これをラテンの人の目線で見たら違ってくるに違いない。
スペイン人だったら、ブラジル人だったら…
彼らは絶対に「忙しい方がいいとは言わないだろう」
ただ、それは何の予定もないということではない。
彼らは仕事がなければ
友人と、家族と、ご近所さんと集まって
多分飲んだり食べたり踊ったりして楽しむ。
そう、日本人の問題はそこなのだ。
仕事と遊びがくっついている。
仕事がなくなると、遊ぶ人までいなくなる。
ご近所さんと遊ぶコトがない。
これはやっぱり問題なのだ。
私は、普通のひとよりも一歩先にまず自分の時間を作ってみた。
だからと言って仕事を辞めたわけではないからそれなりに忙しい時期もある。
でも八ヶ岳に居る時はとっても暇だ。
そして暇ということは、一緒に遊んでくれる人がいないということだ。
この暇なのんびりした時間をずっと楽しむことがなかなか難しい。
やはりバランスなのだと思う。
忙しくにぎやかな時間を誰かと楽しむ。
そしてひとりののんびりした静かな時間も楽しむ。
両方があってこそ、いいバランスで豊かな生活になるのだろう。