若い頃は、いつも夢と希望を持って

目的に向かってまっしぐらに毎日毎日努力を積み重ねて生きていける。


しかし、ある時期を境に人生目標を持つことが難しくなる。


沢山の人が言葉にするが、

40歳を過ぎると、人生の折り返し地点を過ぎたと感じる。

そこから先は、これまで生きてきた時間よりも短いと感じられる。


限りない未来があった若い頃と違って、

将来の夢に向かっていくというよりも、

今を楽しむことの大切さを感じ始める。


若い頃は

「長生きなんかしたくない」と言っていたりするが、

それは若さからくる傲慢だ。


死んだら何もない。

生きているからこそ辛いことも痛いことも楽しいこともあり、

こうやっていろいろ考えながら日々を送っている。

そして長く生きると世の中の変遷もたくさん見ていることになる。

長く生きると、間違いなく

経験と言うモノにおいて多くのコトを学び

人として充実してくる。


これから何かを積み上げてゴールを目指すことが難しくなってくると、

目標がなくて日々の生活がなんとなく空虚に感じられる。

毎日、同じような生活。

ご飯を食べて、家族と笑って

それはそれは幸せなんだけど、

これでいいのかと不安になることもある。


しかし、大切なことは、こうしていろいろ感じていられることだ。

だから

人生の最終目標は、

「一日も長く生きること」

これでいいのではないかと最近つくづく思うのだ。


私も長生きなんかしなくていい。とよく思っていた。

せめて母の年まで生きたいとは思っていたけれど……

母が亡くなった年まで、残り7年になってしまった今。

やっぱりもっともっと生きることが

大切なのではないかと感じる。

辛いことやどうにもならない苛立ちがあったとしても、

自分を大切に思ってくれる家族や友人がいる限り、

楽しいこともたくさんあるから、

少しでも長くこの世に生存して、

世の中のあれこれをしっかり見つめ続ける。

それが出来た人が、人生の勝者なのだ。