そういえば、私は八百屋さんが好きだった。
以前住んでいた家の傍にはスーパーと八百屋と肉屋と魚屋があった。
私は、スーパーで食材を購入した後、八百屋に寄って山ほど野菜を買って帰った。
それだけで幸せな気分になる。
しかし、今は傍に八百屋がない。
で、仕方なくスーパーマーケットで野菜を買っている。
人は、どんなことにも慣れていくもので、
比較材料がないと、その中に漫然としていく生き物だ。
東京近郊の農家で、その土地で生まれた野菜を買ってくる。
味がある!
しいたけでも、トマトでも、きゅうりでも、ホウレンソウでも。
そして気づく。
スーパーで買う野菜には味がないのだ。
スーパーで売っている野菜たちは、みな同じ大きさで同じ形をしている。
びっくりするほと揃っていて美しい。
スーパーでこのような商品を並べるために、
形の整った野菜が農家で作られているのは明確だ。
そして農家の直売所では、
形がバラバラの野菜をたくさん売っている。
きゅうりはいつからあんなにまっすぐになったんだったっけ?
子ども頃に食べたトマトは、いくつかのこぶがついているような形だった。
形が同じものがある袋に入っているとそれはそれは美しい。
しかし、野菜は一部の料理を除いて、切って使うので形の良さをあまり求めていない。
更に、形が良くても味がなければ仕方がないのだ。
大量生産のために、
スーパーで売れるように
形を整えて美しく作られた野菜たちは、
もはや当初の野菜の味も栄養もなくなってしまった。
そして今私たちは声を大にして言うのだ
「野菜に美しさを求めてはいない。美味を求めているのだ!」
八ヶ岳に行くと、帰りに山ほど地元で採れた野菜を買って帰る。
旬のものは安く手に入るので、たくさん買って友人におすそ分けする。
農家の人たちが日ごろ食べているおいしい野菜が美味しいに決まっている。
何故なら彼らはプロフェッショナルなのだから。
そして、彼らは、きっと
スーパーに並んでいる形の整った野菜は食べていないと思う。
料理は形ではない(一流料亭や、プロの仕事でない限り)
一番求められているのは味、そして栄養
ああ、美味しい野菜が食べたい!
とブログを書きながら夕飯のメニューを考える私でした('-^*)/