着物を着ようと思った。
母が着ていた着物が数枚ある。
来月、結婚式に出席するのに、着るモノがなく、
そうだ!着物があった!と思った次第だ。
着物はとても便利である。
ドレスだと、同じドレスを何度も着て、
同じ人に会うのはちょっと嫌だが、
着物は大丈夫。
そして、そこそこの着物を着ていれば、
結構おしゃれに見える。
ということで、着物をこれから着ようと思っているところだ。
今日は、きもの屋さんに行って、
足に楽な草履を購入した。
これはとっても重要なこと。
そんなわけで、
先日、母の形見になってしまった着物が入っている桐の箱を開けてみた。
随分久しぶりだったので、
どんな着物があったのかほとんど覚えていなかった。
何枚かは、仕付け糸もとられていない新品である。
一枚、一枚、たとう紙を広げて中を開けてみる。
そのたびに、たとう紙の紐が切れてしまったりする。
防虫剤もほとんどなくなっていた。
それでも、一枚一枚。
着物が現れる。
「きれい」
次の着物「綺麗!」
そして次の着物「わあ、きれい!」
どれもびっくりするほど綺麗なのである。
和の色合いってこんなに綺麗だったのかと感動しきり、
最後に現れたセピア色の着物を見た時、
感動で涙が出てきてしまった。
ぼろくなったたとう紙を変えるために
今日改めて桐の箱を開けた。
そして、また
「綺麗!!!!!!」と涙ぐむ私がいる。
(これを着たい!)と痛切に思う。
こんな気持ち、はじめてに近い。
素敵な感情だと思う。
来月、その着物に袖を通す。
これからそういう機会をなるだけ増やしていこうと思っているところだ。