楽しみにしていた演劇鑑賞……

……いまいちでした。

これはジャンル的には

ドタバタ喜劇。というべきでしょう


私は、ドタバタは嫌いです。

コメディは大好きです。


が、ドタバタにしてしまうと、

戯曲を書く時の苦労が少ない。

つまり簡単な作業になるのです。


やはりオシャレにさりげなく

しかし最後には大爆笑を取りたい。

そのためには半端ない苦労があり

戯曲の工夫があり、

役者の技術があり、

それでも日によって微妙な間や

ライブによる空気感の違いで

笑いの少ない日もあり、

そんなコメディをいつも丁寧に作ってきました。


この作品を見て、

それを辞めてよかったなと思いました。



この様なコメディが今の日本人に求められ、

今の日本で受けるならば、

私がやる必要はない。

正しい選択だったと実感。

それにしてもこんな低レベルの笑いでいいの?

って、爆笑していた日本の観客たちに言いたい。

笑いというのは

最も難しく、繊細で、高度なモノなのに、

ま、いっか。

私は主演の満島ひかりさん目当てで行ったのだから。

作品がそんなですから、そこそこですが、

彼女には大満足。

年相応の上手さと、

それなりの美しさ。

それよりも、

あの情熱、魅力、全力投球、素敵です。

この芝居でも、そのセリフの音はどうよ?とクエスチョンもあったけれど

そんなことは後になると忘れてしまう熱い演技で、

ドタバタコメディを成立させていました。

若くてこんなに可愛らしいのに素晴らしい。

これからも期待しています。

さて、そんな中、

東野圭吾ミステリーというテレビドラマの1話のお話。

毎週見ているが、いまひとつ面白くない。

その中でも最たる作品がありました。

先週の放送

主演 長澤まさみさん、 そしてワンシーンで登場する妻夫木聡さん

なかなか達者なお二人なのですが、

まあ、分かりやすいコメディの作り。

分かりやすいからと言って芝居が簡単なわけではありません。

返って難しい場合も多い。

だから、芝居がなんとかではなく、

こういう作品が受けるの?って感じです。

上記ふたつ

こんな作品があることは結構。

どちらも素敵な役者さんがきちんと作品に向かっているのだから、

いいところもたくさん。

問題は、

こういった分かりやすいモノにばかり走ること。

もっと高尚なコメディでは笑えず、

簡単な分かりやすいモノにしか笑えない人々が増えていくことに憂慮しているだけです。