5年前家を購入しようと東京の住宅を見て回った。

マンションも見たが、何故か戸建の方が安い。

そもそも、男は自分の土地を持つことが夢のようで、

我が家もそんな旦那様なのか戸建になりました。

戸建なんて男が居なくちゃ住みたくない。

女ひとりならマンションの方が便利で楽で心地いいはず。


今日は東京の戸建について

最近の東京の家と言えば、

とにかく土地を切り売りしているので、

狭い土地にこれでもか!と言う感じでたくさん家を建てる。

それでないと高くて購入できない。

小さな土地をどう生かすかを考えた家づくり。

結果、

2階にキッチン&リビングという家が人気だ。した。

何故ならなるだけリビングを広く取りたいというのがみんなの希望。

核家族化で同居人数が減っていく傾向があるから、

当然リビング重視です。

部屋数が少なくてもいいから、

リビングが広い方がと考える人が増えている。

そこで、我が家も多分に漏れず2階がキッチンとリビングという作り。

しかし、住んでみて思ったのです、

これはあまり便利ではない。

日常的にはひとつだけ、

買い物した荷物をすべて2階まで運ばなければならない。

買い物はかなりの重労働なので

重いモノはほとんど宅配で頼むのだが、

玄関から2階に運ぶだけでもかなりタイヘン。

以前のように1階にキッチンがあれば、

この労働は必要なかったのだわ。

でも、それはまあ運動だと思えばいいけれど、

問題は、歳を取ってからです。

歳を取って歩行がままならなくなった時にどうするのか?

2階に生活の中心がある以上、

2階なしには生活できない。

しかし、お風呂は1階。

義理の母が大腿骨を骨折して杖歩行になった時、

田舎の家は広かったので、

もう一切2階は使用しないつもりで、

すべての生活必需品を1階に移動した。

そもそもトイレもお風呂もキッチンも1階にあったから、

寝室その他を1階に移動すればよかったのだ。

しかし、

東京のこの家のように

2階にキッチンがある以上それは不可能なのだ。


年老いて、歩行が困難になった時、

さてどうするか?

この家には住めないということだ。


東京には2階がリビングの家ばかりがどんどん立ち並んでいる。

結局、若い時と、

子どもが小さい時と、

中高年と、

老年と、

家を住み替えろと言うことだろうか?

それが出来る人はいいけれど……ヽ(;´ω`)ノ