私の周囲では、

平均年齢が上がってきたからでしょうか?

いえいえ、以前からだったような気がしますが、

「最近の若い子は……」という言葉を時々耳にします。


私個人的には

もう少し若い時の方が言っていたような気がする。

最近はあまり言わない。

時々、年代をピックアップして

(よく話題にするのは中途半端な30代前半)話すことはあるけど。


「最近の子は、頭が悪い」

「最近の子は、仕事が出来ない」

頭が悪いというのは、当然仕事ができるかどうか?つまり応用力のことです。


しかし、

現実には、出来る子はいつの世も出来るんです。

つまりそのパーセンテージの問題だったり、

たまたま?(とは限らないけど)

自分の仕事周りにそういう人が多いとか?

実際、私の周りにもそういう人はいるのですが

決して若い人でないことが多い。


最近の40代は……仕事できない~みたいな感じもあるので、

年齢とかにとらわれないで話すようになったのだと思う。


でも、若い子が突然ダメになるわけではないのです。


社会の流れの中で育っているので、

ダメな子がもし増えているとしたら、

それは根本的には年寄りが駄目になっているんです。

実際、そう思います。


60代や70代の人同士が喧嘩して一人が死んでしまった。

なんてニュースを見ると、

最近の年配者は何をやってるんだろう?と目を丸くします。


多分、私も30代の頃とかに

「最近の若い子は……」発言をしていたのではないかと思うのです。

それは、やっと30になって

ちっぽけな現実を見て、

ちょっとだけ苦労して、

ちょっとだけ年下の子たちを見て思うと出る言葉なのだと思います。


でも、最近は言わない。


問題は、最近の若い子ではなく、

そこにいる、「その子」であり、

「その子」は時々若くなかったりする。


ひとりひとりを見るコトは簡単なことではないけど、

いっしょくたにまとめて

グループとして人を見ないように出来たらいいと思っているのかもしれない。