いつからだろうか?
多分、バブルの頃からだろうか?
だからもう二十数年になるが、
ポケットティッシュというモノを購入したことがない。
バッグの中にいつもひとつ入っている
とっても便利なグッズなのに購入したことがない。
あれは、街を歩いていると貰えるものだといつの日からか決まった。
しかし、このところポケットティッシュが不足している。
一生かかっても使い切れないと思っていた大量のポケットティッシュが
ある日気づくと、ほとんど在庫がなくなっていた。
モノとはそういうものだ。
買いだめ大好きの私はしょっちゅうこんなことを考えたものだ。
(一生あっても使い切れない)と
しかしそれは嘘だ。
使い切れる…。
さて、こうなってくるとなかなか街を歩いていてもポケットティッシュが手に入らなくなる。
最寄駅の周辺では配っていない。
配っているのはチラシばかり
やはり景気の問題だろうか?
かと思うと、
時々、通り過ぎた後にポケットティッシュっぽいものを差し出されたような気がする
が、あとの祭りである。
まだ、わざわざそれを貰うために戻る勇気は持ち合わせていない。
先日ラジオを聞いていたら。
最近ポケットティッシュもくれなくなったという女性たちの会話があった。
そう、一部のポケットティッシュは若い人前提で配っている。
私も下北の駅前で経験がある。
明らかに若い女性だけに配っていて、
私が通過する時は、その配布係りの人はそっぽを向いていた。
そうなのだ、
世の中の(特に若い)人びとは、かなりきついことを平気でやっているのだ川・ε・川
これは無料で貰うモノと決めているモノは、
なかなか購入できないもので、
なんとか貰おうと考えているが
車大好きの私は、最近電車に乗る機会も減り、
必然的に駅前でティッシュを貰う確率がぐんと減った。
結局、ポケットティッシュがなくなりそうだ。
先日山に行く時は、とうとう
箱ティッシュを利用してMYポケットティッシュを作成した。
これが結構私の中では好評だったが、
山だから持ち歩けたのであって、
通常街で持ち歩くのには非常に恰好悪い。
そして、ジョイフルホンダに行った時に、
とうとう生まれて初めて!(大げさな)ポケットティッシュを購入した。
98円で20パック入っていた。
なんだ100円でこれだけあるならいいじゃん。
と、悩むより買え!だと思った。
こうやって人は少しずつ生活の中の贅沢度を変えていく。
これも大げさだが、事実なのだ。
今までの金銭感覚を変えることはそれほど簡単なことではない。
そもそも贅沢しないで生きてきた私は、
これからどれほどのハードルを越えて
普通に欲しいモノを購入できる贅沢者に変われるのか?