次は、石巻大街道にある津田鮮魚店

ヘドロに浸かってしまったお店が昨年12月リオープン出来ました。

でも、ご近所は、こんな歯欠け状態
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ここから海沿いはすべて道路や公園になるそうで、

街はすっかり寂しくなってしまった。

実際、建っている家でも誰も住んでいない家が多く、

夜になると明かりが少ししか点らないとか

その後、石巻市街地を少し案内していただいた。
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土台だけが残った家の数々

このひとつひとつに家庭や思い出があったのだと考えると

また目がウルウルする

今日何度目のウルウルだろう。

でも私たちは元気に仙台に向かい

津田鮮魚店さん直営の魚屋兼居酒屋で今度は地酒で宴会。
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ここでは、毎日その朝石巻で採れた新鮮な魚介類を食べることが出来ます。

津田さんのお父さんが、

ご自分で石巻の魚市場で仕入れて届けています。

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毎日行われているという競りイベントも
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大変な賑わいでした。(この夜は貸切です)

美味しいモノをたくさんいただいて

石巻の方に石巻を案内していただいて、

そして地元の人たちと少しだけど触れ合うことが出来る旅でした。

ツアコンを務めてくださった津田さんがおっしゃっていた言葉

「頑張って!という復興ではなく、石巻の美味しいモノをたくさん食べて、みんなで復興」

そう、誰かが助けるとか、助けてもらうとかではなく、

みんなで笑って復興。

そんな言葉に癒されながら、

この一年、一体自分に何が出来るだろうと、

考えるたびに目を潤ませていた自分の心が癒されました。

(なんで私は被災者たちに癒されてるんだ)

こうやって石巻に来て石巻で採れた新鮮な魚介類を

もりもりいただくだけで少しでも復興のお手伝いが出来るなんて

なんて幸せなことだろう。

別に行かなくたっていい。

東京に居て、今ならネットでも現地産の食品を購入することが出来る。

それでも一緒に復興だ。


何よりも幸せだったのは、

石巻の素敵な人々と触れ合えたこと。

津田さんのお母さんと帰りに握手したら

手がガサガサだった。

最近握ったことのない手。

肉付きが良く、ガサガサに荒れた手。

私の周りには、肉付きが薄くすべすべの手の人しかいない。


もしも、こうやって石巻を訪ねて、

こうやっていろいろな人々と触れ合って、

お互いに素敵な時間を頂いてハッピーだったとして、

そんな時、また思うのだ。


震災に合ったことでこういった機会が生まれて、

それをラッキーと思う人と、

私のように震災にも合わないで済み、

そしてこんな素敵な機会を頂いている恐ろしくラッキーな奴。

どうして私たちは彼らに感謝されるのだろう?

感謝したいのは、いろんなモノを頂いているのはこちらの方なのに。

はやてに乗ってあっという間に東京に帰ってくる。

東京から仙台はこんなに近い。

何も出来ない私が、

ほんの少しでも役に立っているんだよって感じさせていただける、

幸せな時間でした。

バスの姿が見えなくなるまでずっと手を振って見送ってくれた

タツミ食品と木村水産の方々。

仙台駅まで見送ってくれた津田鮮魚店の津田さん。

本当にありがとうございました。