最終日、日本は世界ランキング2位。
この大会で、
三大大会初金メダルを目の前にしたアメリカを下した。
それもストーレート勝ち。
この試合の前に中国がドイツに勝ち、
この大会でロンドンオリンピックへの切符を手にする可能性をなくした日本が、
この試合に勝てば金メダルが取れるアメリカを下したことは
かなり力の証明にはなると思う。
が、
ロンドンへの切符は手にしたかった。
出来ただけにしたかったですね。
この大会全体を見て、
やはり江畑選手の成長ぶりがうれしかった。
木村選手に並んで、
両エースになってきた。
この二人の凄いところは、
絶えず、成長し続けているところ。
背で負ける日本は、
その技術力とスピードで勝ち続けるしかないが、
データバレーの今、
1セット目に使った攻撃が次のセットに効果があるかどうかは不明。
1セット目に決められた攻撃パターンが
あっという間に止められることなんてしょっちゅう。
そんな時に、すぐに個人のセンスで変えていける
この両エースは貴重な存在。
木村選手のいつも明るく飄々とプレーする性格も素晴らしいし、
江畑選手のいつも自分が全力で打つという性格も素晴らしい。
それから、2枚目のセッターが
中道選手で安定したのも大きい。
これまでいろんな選手が竹下の次のセッターとして全日本に呼ばれたが、
力不足だった。
今回もセット後半に中道選手投入のシーンがいつもあったが、
竹下選手に変わってもそん色なかったのは初めてのこと。
そして問題なのが、センター線。
とにかくレギュラーの井上、山本両選手の怪我からの復帰が待たれる。
収穫としては、
初メンバーの岩坂選手がとてもいい感じであること。
彼女のレギュラー入りは間違いないし、
今後も確実に成長してくれそう。
東九州龍谷高校の時は、
単に背の高い選手という印象だった。
将来性を感じられなかった。
久光に入ってからもまだまだ力を発揮していなかったのに、
さすが全日本の練習の成果なのだろう。
サーブ、ブロックがあれだけ良いのだから、
あとはネットプレーと、肝心のクイックなどのセンター攻撃。
それが待たれる。
そして、井上、山本両選手がオリンピックにしっかり戻ってくるならば……
あとは、残りの1ポジション。
竹下の対角。
一体誰がこのポジションを取るのか?
私は狩野舞子選手に期待しているけれど、
この大会中にも故障。
故障が多い選手は、一流選手にはなれない。
怪我をしないことは、スポーツ選手のもっとも重要な才能と言ってもいいからです。
いい面と悪い面がしっかり見えたこの大会。
彼女たちの望みは、ロンドンオリンピックでのメダル。
いえいえ、金メダルと言っています。
メダル獲得に情熱を燃やし続けている竹下選手が
最後のオリンピックになると思われるだけに、
なんとか金メダルに近くなって欲しいな。
真鍋ジャパンにはそれが出来ると思うけど……ヾ(@°▽°@)ノ