凄いレースでした。

高校女子駅伝も波乱含みで面白いレースが多いのですが、

今日の大学駅伝も、優勝に関係ないところで波乱が多く、

レースとしては凄いものがありました。

またまた女子の頑張りを見せられました。


優勝は、3連覇を狙う佛教大学を

本命でもある立命館大学が

(結果から言うと)あっさり置き去りにして3年ぶり6回目の優勝。


3区のエース対決までに2分はあけたいと言っていた立命館が、

1区で竹中選手が脅威の区間新記録。

前半、その竹中選手について行ってしまったためか、

佛教大学の1年生渋谷選手が後半遅れて、

1区で1分半くらいの差をつけられてしまい、

結果、その差をずっとキープする形でゴール。


立命館大は、

1区の竹中が区間新記録の他、

2区の藪下、4区の1年生池田が区間賞を取り、

リードを確実に守り抜く。

とにかく強いレース運びでした。

圧倒的トップに出ると、

どうしてああも強くなるのか?


それよりもこのレースではトラブルが発生。

まず、3区のエース区間で

大東大の1年生選手が体調不良。

カメラに収められたときは、

左右に蛇行しながら走ったり歩いたりしている状態。

この時の気温は27度近くまであがり、

湿度も60%を超えていた。

見た感じ、明らかに熱中症にかかっている感じ、

隣で並走する監督。ですよね。

駅伝なので水分補給はないのだけど、

具合が悪いので、ペットボトルを渡したけど……


明らかに熱中症の症状を見せている選手だから、

監督の仕事は、棄権することを決定することだと思うのです。

並走して鼓舞するべきではないですし、

「大丈夫か?」と聞いても仕方がない。


駅伝のもっとも辛いところは、

ひとりのレースではないところ。

だから、個人は、たすきを渡すことが使命であり、

決して棄権なんて出来ない。

つまり、本人は倒れるまで走ってしまうのです。

そんな時に、途中で辞めさせることを決めるのが上に立つものの仕事。

辞めさせて責任を取る。

それが出来ない上司が多すぎますよね。


結局、選手が倒れて立ち上がれなくなり、

その時点で棄権。

それから医務車が車でかなりの時間を要した。

若いから大丈夫なのかもしれないけれど、

一刻も早く病院に搬送するべき時なのに。

そして、医務車が来た時の運び方ったら……

スタッフ4人で選手の手足を持ち……

ねぇ、女性選手一人くらい、

男が一人でさっさと運びましょうよ!!


女子の駅伝で何度かお目に掛かる行動力のない男性スタッフの姿にプンプンですヽ(`Д´)ノ

何? 女性だから、不注意に体にタッチして後で何か言われたくないっていう考えなの?

これが西洋の国だったら、あり得ないですよ!

リーダーシップを発揮できない男たちの姿としか見えないのだけど、私には。

男がたくさんいるんだから、

すんなり、搬送しましょうよ! 一刻も早く。


駅伝では、たすきリレーのたびに倒れる選手がいます。

もちろん、大丈夫な選手もたくさんいるけど、

本当に動けない選手も時々発生。

それを横目に見ながら、びくとも体を動かさない男ども!! 

なさけない(-""-;)


ゴール直線、

やはり熱中症だったのかなぁ?

蛇行しながらゴール手前まで来て、一度倒れ、

それでも誰の助けも借りずに(借りたらだめなんだけど)

立ち上がり、歩いてゴールした

中大の選手。

もう涙涙でした。

なんという頑張りでしょうか!


そしてこのレースにはもう一つ大きな事件がありました。

第5中継ポイントでのこと。

このポイントでアンカーにたすきリレーがされるわけですが、

毎年この地点では、タイムの遅れでたすきが渡せない学校が発生する。

タイムアウト30秒前の時点で

10校がまだ到着していず、

向こうから5区の選手の姿が数人見える。

アンカーは、スタートラインに別のたすきを掛けて並ぶ。

30秒以内にたすきを渡すことが出来れば、

その学校のたすきがきちんと手渡され、

レースの順位もつくわけだけれど……

箱根駅伝でもたすきが渡らないところは大変ドラマチック。

このレースでは、残り10数秒で1校がたすきを渡せた!

アンカーの選手は、肩から掛けていたたすきをかなぐり捨てて、

5区の選手から自校のたすきを受け取り颯爽とスタートしていく。

ぎりぎりで渡せない選手のなんとつらいことか……

10秒を過ぎた時、すぐそこに2人のランナーが見えていた。

そして、そのうちの一人は大丈夫間に合いそうだった!

アンカーの選手が、つけている違うたすきを外そうかと悩んだ

時計では、残り2秒。

なんとスタートの合図がなって全員がスタートしたのだ!

その選手もあきらめてスタートした。


あの2秒はなんだったの?

その後、実況が、「テレビのタイムがずれていたようで」とコメント。

そうだったのかと、まあ、納得せざるを得ないのですが、

2秒あれば確実に渡せた5区のランナーは、

第5中継所で泣き崩れた。


それからしばらくして、

どうやら、テレビのタイムが間違っていたのではなく、

スタートの合図を出した方に誤りがあった可能性が浮上!

そして、それが判明しないままテレビ放送が終了しました。


たすきを渡すことに命をかけているランナーにとって、

あの2秒でたすきを渡せなかったことは大変なことなのに、

まさかあの2秒にミスが…………?


この大会は、毎年仙台で行われていて、

今年は震災復興の意味も含めて盛り上がった大会。

そして、ランナーたちの美しい頑張りが、

ちょっとした主催者側の問題で汚されてしまわないように願うばかりです。


今年も有望な1年生ランナーの活躍が目立ち、

女子マラソンの将来はまだまだ明るいぞ!と感じました。