10月半ばになり、秋の新ドラマが始まりました。

私も、また出演役者と、脚本家を中心に

5,6本の作品を選び、第一回を見てみました。

うーん、つまらない。


そのうちの一つ、

期待していたのに、非常に裏切られたドラマについて


『南極大陸』

TBSがかなり力を入れて製作したドラマだと思うが…

とにかく初回を見る限り、酷かった。

ドラマがよろしくない理由は明確である。

主演の木村拓哉さん。


時代は、昭和30年ごろ、

戦後からまだ脱却出来ない日本という国

最初に、倉持岳志役の木村拓哉さんが登場した時に、

「違う!」と思われた方は多いのでは?

時代が違うのです。


今回のドラマを見て、

これまで芝居がうまいと思っていた木村拓哉さんが、

やっぱり役者ではなかったことに気づいてしまった。


やはりスターなんです、

役者である前に。


役者というのは、役に自分を近づける。

でも、彼はすべてを自分に引き寄せる。

だから、

スター木村拓哉を売りにしているドラマのつくりの時は、

それはそれは魅力的でよかったのだが、

最近は、それに飽き足らず、

ドラマ性のある役を演じる。

そして、コケル?


彼なりに倉持という役を作っているつもりだと思うが、

時々見せる、片側の口角を引き上げる「にっ」という笑い。

あれは、この役では見せない方がいい。

あれは、木村拓哉さんが、

こうすると、女性が「キャー!」って言うのを分かってする表情だからである。

しかし、この役には必要ない。

役者というのは、いつも自分の持てるモノすべてをさらけだすわけではない。

あくまでもその役にふさわしい部分だけを最大限に利用する。


彼は、この役を演じている時も【木村拓哉】なのである。


そして、その木村拓哉さんは、倉持岳志さんとは、かなり違う人物。

倉持さんには、見た目からくる格好いい!は必要ないからだ。


とにかく、これほど役者ではなかったことに初めて気づいたこと、

かなりショックでした(x_x;)


それにしても主演木村拓哉ということで、

出演メンバーは豪華である。

久しぶりに見る顔も数人。

ドラマに重さを加えてくれている。


もうひとつ気になったのが音楽。

主題歌は、中島みゆきさんの書き下ろし「荒野より」

中島みゆきさんらしい曲で、

重厚感があり、

ドラマのラストに掛かった時の存在感は素晴らしかった。


さて、主題歌ではなく、

メインの曲。なんていうの?サウンドトラック?

ドラマ当初から、メインで掛かった曲のことです。

あの曲、大ヒットドラマ(この枠ですよね、確か)

『仁』の曲にそっくりでございました。

同じミュージシャン?

壮大なイメージが欲しかったのですが、

ドラマが『仁』のように良くなかったので、

単なる猿真似に聞こえてしまいました。


それでも、私はこのドラマを最後まで見るでしょう。

なぜなら、最初に、南極大陸で生き延びたタロジロのことを想っただけで、

涙があふれてきたからです。

つまり現実にあった事実が素晴らしいからです。

それは、ドラマを超えてしまっているからです。