現在、私は東京都民である。

地図上で言うと、東京都の真ん中、中部ですね。

中央線沿線。


先日、中央線に乗って、中野駅で電車が停車している間、

中野駅北口の景色を何気なく眺めながら思った。


年寄りばかりだ……


北口は小さなバスターミナルになっている。

バス停でバスを待つ人たち、

全員がお年寄りである。


いくつからお年寄りと呼ぶのだろうか?

たぶん、

50代、60代は、今や働き盛り、

70を過ぎてからだろうか?


我が町もお年寄りが多い。

東京都といっても、

道路にカエルが死んでいたり、

自転車で駅に行く間に、大きな虫に追われたり、

それなりに田舎なのである。


昔からここに住んでいた人が多いのだと思う。


私が以前住んでいた、千葉県の行徳という町は

マンション街であったせいか、若い人が多かった。

それに比べると、

この中央線沿線の町の方が、お年寄り率が高い。


もうずいぶん前から、高齢化のことがニュースになっている。

あと20年もすれば、この国はお年寄りだらけになる。


中野駅のバスターミナルを眺めながら、それを体感した。

お年寄りが増えているのだ。


もちろん、六本木とか、渋谷とか、

そんなところをいつもぶらついている人は、なかなか実感できないのかもしれないが、

自分が歳を取っても、

さらに年上の人たちでいっぱいだ。


これが東京都の実態であるような気がする。

東京都でさえこうなのだ。


では、地方に行ったらどうなるのか?

事実、お年寄り率が高い地方に出かけたら

その景色は……

そんなことを考えた。


お年寄りがたくさんいて、

その方々がみなニコニコしている社会はいい社会だと思う。

この狭い東京で、あくせく生活をしていると、とても疲れる。

歳を取れば、もっと疲れるに違いない。

しかし、

都会の方が便利なことも事実。

年寄りが幸せに生活できる社会。

それを作ることが、いい国を作ることに近いような気がするのだが…