今シーズンのテレビドラマは、つまらないものが多かったです。

いつも、番組編成時に、

基本的には、出演俳優と脚本家の好き嫌いで

4,5本のドラマを選んでみているだけなので、

あくまでも、たまたま私が選んだドラマは…という主語をつけねばなりません。


因みに私が選んで見たドラマは(NHKを除く)

「それでも、生きてゆく」

「陽はまた昇る」

「ブルドクター」

「華和家の四姉妹」

「ジウ」

一番期待していなかった「ブルドクター」が私的には一番楽しめました。


他はかなり見るのがつらい時期も……


でも、今回は若手の役者さんたちを中心に役者評です。

さすがにテレビドラマで主演を張る方々は、達者な方が多い。


「それでも、生きてゆく」の主演のお二人。

まあヾ(@^()^@)ノ達者です。

ドラマは非常に暗くて重いので、それほど難しい演技は要求されていないのですが、

その中に、坂元裕二さんが、かなりのギャグを入れている。

私の大好きな山田太一さん的な、

若い子たち独特の台詞遊び。

それを実に達者に正しく喋っている二人。

圧巻です。


それより今回強く印象に残ったのが

「ジウ」の城田優さん

彼は、まずその背の高さが非常にインパクトのある役者さん。

演技はうまくないですねぇ。

しかし、とても魅力的。

何よりも目の奥に深い海を持っている。

若手の役者さんは、上手さよりも何よりも、その魅力が求められているはず!

上手さは後からついてくるものだから。

そして特に映像の場合は、一瞬の輝き。

今回の彼が殉職するシーンは、それはそれはいいシーンだったので、そのせいも多分にありますが、

とにかく目が離せなかった。


若い人たちに演技指導していていつも言っていること

芝居なんかうまくならなくていいから、あなたらしく。

そして、日常生活の中でいかに魅力的な人間になるか。

教えていて随分乱暴なことを言っているのは分かっているのですが、

芝居はやっていれば少しずつ上手くなっていくし、

上手さはベテランに任せておけばいのです。


しかし、歳を取っても芝居がうまくならない人、

逆に下手になっている人がいるのだとびっくりした人々も今回のドラマで発見しました。



役をステレオタイプでとらえることも手法としては間違っていないけど、

形で終わってしまうと、吐き気がするほど嘘っぽい。

特にベテランの役者さんがやるとクエスチョンどころか吐き気がしてくる。

実際、そこを見ているのは辛すぎて、倍速で飛ばしてしまったりする。


「陽はまた昇る」で

捜査一課の上司を演じていた小劇場出身俳優(地位の高い役をただ低い声を作って演じられても~)

同じく、

学校の上司を演じていた宝塚出身の女優(上司としてのセリフの一つ一つが成立していないですよねぇ~)(最終回近くで、その役の女性的な部分を際立たせるための演出的な演技効果だったのかもしれないのですが、そこまでがあまりにも成立していなく、そのまま10話もたせるのは無理です)

「ジウ」で、寮母を恐ろしい形演技で演じていた昔のアイドル?(論外)



さて、若手に戻ります。

「ジウ」では、黒木メイサさんと多部未華子さんの競演が楽しみでしたが、

黒木さんは役に合っていて、何もしなくても魅力を発揮できたけれど(アクションは彼女のお力)

多部さんは、役に合っていない。と私は思う。

あの役ならもっと合っている役者さんがいくらでもいるだろうに~

彼女は目に力があって、頑張り屋さんがよく見える方なので、

もっと合った役(NHKの朝ドラの役は良かったですよね)やってもらいたいです。

若手の役者さんがたくさん出ていたはずなのに……というのが「陽はまた昇る」

酷かったですよね。

三浦春馬さんの同期仲間たち、

勿論ほとんど無名の方々(私にとって)なのですが、

魅力的な方が誰もいない。

結果、ストーリー的にも誰も魅力的でなかったのは、

単に役者のせいなのか?企画、脚本がそもそもそちらに重点をおいていなかったのか?

三浦春馬さんも、ああいった「いい人」の役をやっている時は、魅力ないなぁ~。

最近、そちらの方向になっていて少々がっかり続きです。

ついでにこの作品の脚本家は井上由美子さんなのですが……

どうしてしまったのでしょうか?

前作(なんだったか思い出せなくてごめんなさい)も酷かったのです。

あれほど、素敵な大ヒットラブストーリーを連発された脚本家が、

これほどつまらないドラマを続けて出すようになるのは前例がない感じです。

今回のドラマ、坂元裕二さんも橋部敦子さんも

いつもどおり、また更に素敵なセリフを書いてドキドキさせて頂いた、

それより前から売れっ子作家だった井上由美子さんの作品が……どうしてしまったのでしょうか