たまたま続けて観た映画が、

全く違ったジャンルの作品なのだけれど、

どちらもドキュメンタリータッチで撮っている部分が、

非常に面白く、ひきつけられた。


一本は、2007年のスペイン映画 『REC』

恐ろしい映画です。

あるアパートで起こった事件を

たまたまそこにテレビ中継で入っていたTVクルーが

カメラに収める形で基本的に全てが進められて行く。

そのカメラの使い方が実に巧妙だし、

効果的で、

ありえるような設定に見せて、

その恐怖感と臨場感を映し出している。


もう一本は、1999年の邦画『ワンダフルライフ』

この世とあの世の間にある世界を描いた作品。

死んだ人たちが、

この世の人生で最も印象的だった事柄を語るところで、

ドキュメンタリーが使われている。


多分、

役者さんの他に、

全くの一般人に、

過去の印象的な出来事を聞いているのだと思う。

その中からいくつかピックアップして、

その語るシーンを使用しているのだと思うが、

この話が実に惹き付ける。

話の内容が面白いとか、

役者さんではないから話がたくみとかではなく、

事実に基づいたエネルギーと言うか、

聞いていて厭きない。


途中からは、圧倒的に役者さんたちのドラマになるが、

こちらもほとんど演技を抑え、

ドキュメンタリータッチに芝居をさせている。

ストーリーは、最後の撮影のところが

少々無理があり、だんだんどうでもよくなってしまったけど、

最初のつかみとその雰囲気は、

非常に変わっていて魅力的でした。


因みにこの『ワンダフルライフ』は2時間弱

対して

『REC』は1時間半強です。

それもびっくりするような終わり方

『あっ...』という形で、

何も解決しないで終わる。


こういう形もなかなか邦画にはとりにくいのだろうなぁと

なんとなく比較してみてしまった2作品でした。