2004年インド映画

日本では未公開だが、関西テレビで放映されたことがあるらしい...?


インド映画は、ほとんど見たことがありません。

だから、インドの普通の町並みを見るだけでも、目新しくて楽しめました。


ドラマは、ボーイフレンドに騙され陥れられ刑務所に7年の無実の罪で入れられた普通の女性が、

その後、刑務所での経験を経て強くなり、

脱獄して、そのボーイフレンドに復讐するまでを描いたドラマ。


主演のウルミラー・マートーンドカルという女優も

勿論初めて。

登場では、とても美しく、か弱そうな女性。

世間知らずと言うか、

その男を好きになったことで、

騙されていく。


刑務所で強くなっていく彼女は、

特に身体を鍛えるわけではないから、

内面的な部分で本来持っている強さを発揮していくという流れなのだが、

その顔は微妙に変化していく。

それが、

全く知らない女優さんなので、とても楽しめる。

結局、どちらが彼女の本来の姿なのか全く分からないので、

役としての変化に見られるところが楽しめました。


ストーリーとしては、少々無理がありました。

やくざのような状態のそのボーイフレンドの復讐が、

普通の女性には少々無理だと思うけど、

そういうことはそれほど気にはならなかった。


さて彼女の復讐劇は「時間を掛けて殺す」

どのように実行していくのか...

その復讐は、かなり恐ろしい方法だった。


人里離れた山の中の洞窟に手足を縛って放置してくる。

という方法。

愛した女性でなければ

そこまで人を憎むことも出来なければ、

そこまで復讐しようとは思わないだろうとうい方法。


「助けてくれ!」と叫ぶ元ボーイフレンドをその洞窟に置き去りにして去っていく

彼女の後姿で映画が終わるのかとちょっと期待したけど、

ドラマにはまだ続きがあり、

その男がひとりで苦しむ姿さえ描かれていた。

あの去っていく姿で終わって欲しかったな。


さて、これも未公開映画、更に私には珍しいインド映画。

このような作品が見られるのも

BSやCSなどでチャンネルが増えたお陰でしょう。


アメリカ映画や韓国映画は現在多数入ってくるので、

ハズレの作品に出会う確率も高いけれど、

こうした珍しい国の作品で楽しめるのはラッキーな事です。