道を歩いていたら、年の頃、70歳くらいの、

とても元気そうな女性に声を掛けられた。

「暑い所、悪いのですが...」

道を尋ねられるのだと思った。

でも、そこは、私にとって初めての町、

今日初めて降りた駅

道を聞かれても答えられないだろうと、少々身構えた。

そのため、無言になった。


相手は、少し待って、

でも、道を聞いてこない。

私が無言で構えたので、少し困ってしまったのかも。


それから話し出した。

「私、知らない人と話をするようにしているので」

つまり無駄話のために声を掛けてきたのだ。


私は、無言になった理由を説明して、

二人で天気のことなど2,3話をして別れた。


ある人の話を思い出した。

それは、遺品整理屋をやっている吉田太一さん。

彼は、生活の中で目標を立てることを薦めていた。


彼の目標が面白い。

毎日、知らない人ーつまり、初めての人と言葉を交わす。

それを毎日続け、一年続ける。

途切れたらまた初めからやり直し。

というもの。


やってみたらとっても難しくて10日続けばいいほうだとか……。

そう、毎日新しい人と会話を交わすってすごく難しいと思う。

だから、とてもいい目標だとも思った。


因みに、今日私は、初めての人と

午前中に5人

午後、3人

ああ、生徒も居たから、あと15人くらい個人的に会話した。

こんな日もありますが、

毎日新しい人と会話するというのが難しいのです。


新しい人との出会い。

大切にしたいものです。


今日町で声を掛けて下さった年配の女性。

多分、あんなことしていたら、感じの悪い人もたくさんいるでしょう。

何せ、彼女は、若くて美しい女性ではなく、

誰が見ても老人の部類に入る女性ですから。

そのことによって、更に色々な人を見て、きっと人生を悟っていく過程にいらっしゃるのだと思います。

私は、どんな老人になろうかなぁ~。