4月から6月のドラマは、なかなか充実していました。


トップが、以前も書きましたが、

『名前をなくした女神』 

実は、まだ半分くらいしか見ていません。

面白いのはとっておく、典型的な貧乏性でございます。


次に良かったのが、続編ですが、やっぱり

『JIN 仁』

前回よりは、少々ドラマがドラスティックでありすぎる部分が多かったですが

(牢屋に入った時の話など)

それから解決部分にやはり無理もありましたが、

これは、タイムトラベルドラマにありがちということで、

それよりも、

時代をさかのぼることで、

今の日本の基本には、とっても素晴らしい日本があったのだということが、

美しく描かれていて、

心洗われる感じでした。


さて、少々ひっかかったドラマシリーズ


『犬を飼うということ』

第一話は良かったのですが、その後、少々嘘が多すぎる。

扱いが雑といいましょうか、

やはり作る側には繊細さを求めます。

犬を飼う時に、これはおかしいだろう?ってコトがいくつか。

それでも、あの主役の犬(ポメラニアン)を選んだのは、

ラスト近く、死んでいく犬目線で家の中をドリーしていくカメラ

あのカメラワークとあの犬の表情(あの個性的な目)があまりにもマッチして、

涙を誘わずにはおりませんでした。


『グッドライフ』

かなり良かったのですが、

どうしても主演の父親のことを良く思えない。

そこがどうしても論理的に見えない。

子どもがどうして父親と一緒に居たいといったのかが結局分からない。

私は、どうしても井川遥さん演じる母親に心を沿わせてしまうので、

あの父親やそれこそ息子まで、ひどいと思う瞬間がある。

それは、私が女だからなのか?

脚本の問題なのか? (シナリオライターは女性でした)

役者の問題なのか?

最後の最後で、父親の気持ちも分からないことはないけど、

やっぱりひどいと思う。


でも、考えたのです。

仕事一筋で家庭を顧みなかった父親に

息子があれほどの愛情を示すというコトは、

やはり母親が素晴らしかったのだと。

普通、仕事一筋の夫を捨てて離婚する妻は、

子どもに父親の愚痴を多かれ少なかれ話しているもの。

息子はその母親の言葉の影響で、父親を非難するモノです。

その点、きっとこの家では、本当に母親が素晴らしく、

父親は最後に自分の生き方を反省してやり直すチャンスをもらえたのだと思います。

ドラマとしては、私は好きでした。


韓国ドラマが土台のせいか、

あまりにもストレートなお涙頂戴ドラマではありましたが……。


さて、ひっかかったのは

『生まれる』

テーマは、悪くないし、(丁度NHKでも代理出産とはいえ、50代の出産ドラマをやっていた)

少子化とともに

高齢出産は、非常に増えていて、

私の周りにも40代の初産たくさんいます。

その方たちに勇気を与えて欲しい。

が、その高齢出産の話はとても良かったのですが、

それ以外の家族ドラマが余計。

なんであの家族はあんなにそれぞれ問題が多くて、

そのどうしようもない問題が、安易に解決されてしまった。

つまり問題が多すぎて、それをひとつずつ解決する時間がなかったのでしょう。

長男の養子縁組事件から暴力団との関係

次男の白血病の再発

次女の学校でのいじめ

そのそれぞれが、命に関わるような重大事件。

こんなに問題抱えた家族っているの?っていうか、

父親が病死して、母親が大変なときに、もう少ししっかりしろ!って感じ。

ドラマですから、つまりは盛り込みすぎです。

盛り込んで、それを全てこの長さで解決しようとするがために、

全ての問題が非常に軽いものに扱われてしまう。

もっと、上質の、微妙な所で勝負して欲しいものです。


『幸せになろうよ』

今回の最もつまらなかったドラマですね。

このキャストで、こういう話という企画から始まったと思われるドラマ。

ありえない状況設定を、

脚本家井上由美子さんが、非常にうまく納まりつけてくれたけど、

どうでもいいけど、ラブストーリーをただ、こねくり回すだけのドラマ作ってどうするんだろう?

(以前からこういうドラマたくさんありますが…)

だから、嘘も無理もたくさんありました。


ラストに、二人が出会ったきっかけが、香取くん演じる男性の父親のペンだった

という実にしっかり伏線張っていたのですが、

そんなことすっかり忘れていました。

香取くんの明るさは素晴らしかったけど、

その分、黒木メイサのあの暗さは何なんだろう?


大好きな原田美枝子さんは、

いままでにない雰囲気で、とても良かったし、

いつもとは違うキャラでも、とっても美しかった。

ラストの結婚式のシーンで、

ひとりずつアップでカメラが抜いていくのですが、

原田さんが一番美しかったなぁ~

50代で、あそこまで美しい女性がいるのは、とても嬉しいことです。

その美しさが、顔の造作や、化粧や明かりの問題ではなく、

内面から浮き出てくる美しさであると、

女性もいくつになってもそれなりに美しく居られるという自信に繋がるんだけど……。


それからあの達者な女優さんは何と言う方なのかと調べました。

仲里依紗さんというなんとモデルさんでした

(ごめんなさい、私はドラマに出てこない限りニューフェースを憶えることがないのです)

モデルさんとは思わなかった。

実際、美人の役じゃなかったし、美人に見えなかったし、

何よりも、芝居が達者!

素晴らしい緩急、切れ、メリハリ (どれも同じ?)

とにかく達者!

ドラマが進むに従って、その緩急にも磨きが掛かってきたようなので、今後に期待します。


でも充実の春ドラマでした。

近く、のんびり『名前をなくした女神』を楽しみます。