これもある知り合いの役者さん50代男性から聞いた話。
同じマンションに偏屈なおじいさんが居た。
エレベーターで会って、こちらから挨拶しても無視される。
よくいる頑固じじいって感じです。
彼は、何度も無視されたので、
出来ればエレベーターでそのおじいさんに会いたくないと思う。
挨拶して無視されればムカツク。
厭な思いはしたくない。
そのおじいさんは、誰に対してもそうなので、
当然、同じマンション内に友人なんか居るように見えないし、
誰とも喋っている風ではない。
ところが、
彼の奥さんは、めげなかったのです。
マンションで顔を見るたびに、
毎回毎回挨拶を繰り返した。
たとえ無視されようとも。
更に彼女がやったことは、
挨拶+会話。
「こんにちわ。今日はいいお天気ですね」
必ず、何かひとつ言葉を加える。
数ヵ月後、
彼は奥さんと一緒に居る時に、そのおじいさんにまたエレベーターで出合った。
奥さんは、いつものように挨拶をする
「こんにちは。お買い物ですか?」
するとどうだろう?
そのおじいさんは、奥さんには親しげに会話をしたのです!
いつの間にか、そのおじいさんは
彼の奥さんにだけは心を許していたのです!
凄い!
挨拶だけではなく、一言そえるのは非常に大切な事で、
私も、通常心がけています。
お天気の会話は、基本ですね。
当たり障りがなく、考えなくていい。
あまり面倒な事を話すのは、逆に相手に迷惑な事もあるから。
たとえば、相手の話したくないことを質問する形になることもあるので、
一番いいのは、
相手の何かを褒めること。
その服すてきですね。
髪型変えたんですね、よくお似合いです。
ほんの些細な事を褒める。
これがまた日本人の苦手な所で、西洋人がとっても上手です。
ニューヨークの地下鉄に乗っていると、
知らない人に声をかけられることがよくあった。
「そのイアリングすてきね、どこで売ってるの?」
みたいな感じ。
褒められているので厭な気はしません。
しかし、日本ではやりにくい。
「その服素敵ですね、どこで買ったんですか?」と声をかけようかと思ったことはある。
しかし、
日本人は基本的に他の人が同じ服を着るのは嫌がるでしょう?
これは、どこでも同じなのかな?
洋服だからいけないのかな?
でも、あの黒いコート、
本当に欲しかったんだけど、
店では見つからない。
そもそも誰かが着て、歩いていたからそのよさが見えたのだもの。