奥多摩で大人気の鷹巣山に登りました。
今日のルートは、奥多摩駅からバスで日原に行き、そこから稲村岩の頂部を経由して登っていくコース。
つまり鷹ノ巣の北東ルートである。
上り始めは、こんな感じ

この日は、春並みの気温ということで、非常に暖かかった。
海抜600メートルのバス停から、1200メートルをほぼずーっと登っていくきついコースである。
最初からきついと思って上り始めているので、快調快調!!
この日は、平日と言うこともあり、ほとんど人に会いませんでした。
奥多摩駅からのバスで2名の男性登山者。
同じバス停で降りたけど、その後、登山中に会ったのはひとりだけ。
もう一人は、別の山にとりついたか……?
若い男性が、追い越して行った。
その時、私は、靴に滑り止め(グリベルのスパイダー)を装着していたのです。
彼は「凍っていますね」とちょっとびっくりした感じで言っていた。
その後、先に行く彼を見ながら登っていたけど、本当に上りにくそうで、
途中で抜かしてからは二度と会わなかった。
もしかして、装備不良で下山したのかも。
そもそも、私より遅い若い男性なんて存在しないのですから。
その後、高度を上げて、しっかり雪山の景色になっていく。
はい、かなり雪です。
軽アイゼンを装着。
それまで滑っていた凍っている斜面でも、ガッガッと掴んでいくとぜーんぜんラクチン。
結構軽快に登っていくこと800メートル。
そう、そこまでは、この日は本当に軽快でした。
先週の山登りの筋肉痛が治り、足に筋肉がついた感じ(°д°;)単純。
しかし、残り高度400メートル付近から徐々に足にも疲れが……
少しペースを遅らせてしっかり踏んで行く。
今日の山登りで初めて感じたことがたくさんありました。
山は何のために登るのか?
私は、頂上に登ったときの達成感とか絶景に感動するとかだと思っていた。
が、今日は、こうやって一歩一歩踏みしめることなのではないかと感じた。
大地を踏みしめている感じ。
これは、もう東京の生活では全く味わえない人間的な感覚!!!!
しかし、そんなこと言ってる場合ではなく、
残り200メートル当たりにくるとかなりきつくて、
とにかくヒルメシドキだけを目標に登る。
これが、ヒルメシクイノタワ(昼飯時ではないが、私は登りながら、「昼飯時、昼飯時……」とつぶやきながら頑張ったのです。
ヒルメシクイノタワというのは、このコースで唯一の平坦な場所。
つまりそれだけ急坂がずっと続くコースである。
ここまで来ると残り150、あと一息である。
が、きつい……。
足が疲れると手にばかり頼るので、体重がすっかり手に掛かり、前傾で腰も痛くなってきた。
駄目だ…下りの体力はどうしよう~
しかし、この日は、とっても軽快な楽しみな石尾根が待っているので大丈夫。
とばかりにほとんど全ての体力と筋力を使い果たしまして
鷹ノ巣頂上からは、南側がスッと開け、富士山は勿論(今日の写真は少し映っているかしら? 私の頭上少し右側に頭を雲に隠した富士山が……)奥多摩の山々、道志山塊が見渡せました。
はい、中央の雲の中に頭を入れているうすーく映っているのが偉大なる富士山です!!
先日昇った高畑山からよりは、距離が少しありまして……。
でも、今日は少し映っているような……
これは、昨年末に登った御岳山。くっきりです!!
そしてこちらがこれから下山する石尾根。
奥多摩駅までずっと続く石尾根銃走路は、とても気持ちの良いコース。
ということで、この日も鷹ノ巣がんばって昇ったわけですが、
帰りの時間と体力とを考慮して、やっぱり奥多摩駅までは今日は止めまして、
奥多摩湖の方へ降りて行くコースを取ります。
天気は良かったのですが、非常に風が強く、
山の上で、今まで聞いたことがない風の音を聞きました。
最初は、それは優しく偉大な包まれるような音だったのですが、
下山していくウチに、ドンドン強くなり、かなり恐ろしい音に変わっていくのです、この後。
もうひとつ頂上からの山塊写真を。
頂上にも誰も人は居ませんでした。
少し下山した所で、一組の夫婦と会い、その後、避難小屋で一人男性に会って、
この日はこれで終わり。
とにかく人が居なくて、ヒルメシクイで昼飯ならぬパンを食べた時は、
雪の中でシーンと静まり返る美しさでした。
頂上は風が強いので、近くの避難小屋に移動しました。
すぐだって言うのに、結局雪の中30分下るわけですが、
鷹ノ巣山避難小屋は、こんな感じ、とっても綺麗。
今日のランチは、カルボナーラと炒飯。
ほとんどこれが楽しみで山に登っています。
寒い中、疲れた中の食事や水は、どうしてこんなにもおいしいのでしょうか?
高くて美味の料理を食べることの幸せよりも、
貧しい食事でも、それを美味しく食べることが出来ることの方がやはり素晴らしいことなのではないかと、
続きは不便利運動の項目へ→
下りの石尾根は、本当に本当に気持ちよく、
少々雪が残っているけれど、南斜面なので、暖かく、
時々景色を眺める余裕も持てて、幸せな時間。
さて、石尾根を歩く間に、ふたつの頂上で写真を撮る。
かやの木と戸倉山
かやの木では、物凄く風が強く、少し恐怖感を感じ、
早々と降りたほうがいいのではないかと……
でも、それは晴天。
雪の後の晴天なので、あちこちドロドロ。
旦那様は、勢い余って3回もこの日は滑りまして、そのたびに不安になる私。
かやの木で滑った時は、カメラを紛失!
すぐに見つけられたけど、グズグズしている場合ではないかと。
そして、戸倉山から、今度は急斜面を奥多摩湖へ降りて行くのです。
ここは、急斜面で遭難者もたくさん出ていますと貼り紙が……
バスの時刻表を見ると、今から1時間。
楽勝ですねと思ったら、結構ギリギリだと言われたので、
ここからは、膝がきついのも忘れて、楽な坂は急ぎ足になりました。
風も本当にどんどん強くなって吹き降ろしてくる感じで怖く感じられる時間が増え、
ここいらの素敵な景色は、熊がいつも遊んでいそうな景色でもあり、
実際、前回旦那様が登ったときに、木に熊の掻き後を見ているし、
先日も、私たちは小熊に違いないという足跡を見ているし、
栗の実は全て誰かに食べられているし、
熊鈴を鳴らしながらも、声にだけは自信のある、我が夫婦隊は、
時々、大声を出しつつ(誰も居なかったので気楽だわぁ~)下山しました。
この日のために、毎日発声練習やっておいた甲斐がありました!!
しかし、この写真の所は、気持ちよく、冬と言うより秋の景色です。
あのレベルまで15時までに降りないと、バスは1時間に1本しかありません!
膝が疲れて笑っていることも忘れ、
時々、泥の中にズブッと足が入るのも、
泥で滑るのも気にせず少々急ぎ足で降りていたら、滑りましたぁ、初滑り……(^_^;)
予定より早めにバス停に着き、ぐったりした疲れを感じ、
バスの中はぽっかぽかでウトウトしまして、
そして、次の日は、新たな筋肉痛がやってくるのでした。
旦那様は、この私も登り力から、これなら北岳も大丈夫だとほくそ笑んでおりました。
困った……(°Д°;≡°Д°;)




