ペースメーカーって何？

昨日の福岡国際マラソンでのこと、
スタートして、トラックを周回し始めたらすぐに、
いつもとは違って、すぐにバラケて
３つくらいのグループになった。
どうやらペースが早いみたい。

トップを走る４人の選手は、
ゼッケン４０番台をつけた選手で、
どうやらペースメーカーらしい。
つまり、ペースメーカーが早くて、
他の選手たちは、
付いていけない、または、付いていかないことにした。
ということ。

あれ？ペースメーカーってどういう仕事なの？

私は、選手たちが走りやすいように、
または、いい成績を取るために、
ある一定のスピードで走ることを約束させられている、
そういう選手なのだと思っていました。

ベルリンマラソンでは、
男女一緒のレースなので、
女子の記録が出やすいのですが、
例えば高橋尚子選手が世界記録を出した時は、
やはり、お抱えペースメーカーみたいな男子選手がずっと一緒に走っていた。
そういうものだと思っていました。

ところが、昨日の福岡マラソンは違っていた。
とにかくペースメーカーが早いために、
選手たちが遅れていく、
唯一の日本人ペースメーカーの選手は、
トップで１５キロメートル地点を通過して、
約束どおり１５キロでレースをやめた。

そして、３０キロメートルまでペースメーカーを勤めた選手は、
なんと、このレースに出場する選手の中で、
２番目に早い記録を持っている選手出そうで、
どんどん早く走り、
トップ優勝したガリブ選手よりずっと前を走り、
トップで３０キロ地点を通過、
このまま走ってトップでゴールできるぞ！って
力を見せつけてしまうのではないかと不安になったくらいでした。
３０キロでレースをやめた時の、
実況のコメントも、
無事辞めてくれたってニュアンスだったもの。

ペースメーカーって、ただ早く走ればいいわけじゃないですよねぇ。
？？？？