アメリカでは、色んな局面で[Thank you]or[thanks]を連発します。
別にそれほどありがたく思っていなくても口癖のように。
悪いことではないと思います。
だから、ニューヨークから帰ってからは、日本でも「ありがとう」と言うように心がけています。
しかし、「ありがとう」は、年配の人に言うのはとても難しい言葉なのです。
だからといって、「ありがとうございます」ってほどのことではない局面で使っているのです。

お店で買い物をした時、
ウェイトレスさんが、水を置いた時
などなど…

そこで、このたった5文字に心を込める練習を現場でしました。
感じのよいレジの方には、感じよく「ありがとう」
そこそこの人には、そこそこに「ありがとう」
ちょっとした時には、あまり感情を載せない「ありがとう」
とか。

5文字に心を込めるのは、とてもいい経験になりました。
まず、難しい。
そして、これが芝居の勉強にプラスになりました。
次に、
この言葉には魔法のような力があります。
つまらなそうにルーティーンとしてレジ打ちしていた若い人が、
私にお釣を渡しながら、無機質に「ありがとうございました」
と言う。
私は、お釣を受け取りながら「ありがとう」
とそれなりの心を載せて言う。
(それなりというのは、彼女の仕事に見合った量の感謝)
すると、彼女は、さっきより感じよく、少し笑顔もくれたりして、
再度「ありがとうございました」
って言ってくれたりします。

今日、生徒にそんな話をしていたら、
目をキラキラさせて聞いてくれた人が何人もいました。
みんなは、レジのバイトをする側の人もいるので、
逆の立場でも試しにやってみたら?と。

試しにやってみる価値があります。
だって、つまらない一日に、
いい言葉や、いい笑顔を貰ったら、嬉しいもの。
そして、つまらない一日が、それだけで急に素敵な一日に早代わりすることもあるのですから。

それがたくさん積み重なったら、
もっと笑顔の多い国になりますよね、きっと