日本語はプロです。
それは、長いこと日本語を当たり前に話しているから……ということだけではなく、
気づけば、役者の卵たちに芝居を教えるという名目で、
日本語を教えている。

最近、母音無声化が出来ない人が増えて、
かなり多くの生徒に
「無声化が出来ていないですよ」と
その論理と、間違った発音と正しい発音を聞かせる。

しかし、そのルールが今ひとつ分かっていない。
つまり、どういう時に母音無声化が起こるのか……?
何も考えずに生活の中でやっていたので、
耳に聞いておかしい時に注意出きるけれど、
そのルールが……

みつけました。
大掃除で出てきた、たくさんの演劇書ならぬ、
日本語の本で。
アナウンスの本や、
早口言葉、
言葉のしくみ……等‥

西の方に、母音無声化が出来ない人が多いのですが、
これは実は東京を含む一部の地方の方言のようです。
しかし、
今現在、東京で話されている東京弁とも呼べるものが、
標準語とされている以上、
これを教えなければなりません。

教えるということは、
自分が出来ていることを
明文化して、誰かに伝える作業でもあります。
だから、こうして明文化してくれている書物があると、
非常に助かります。