法務省が、初めて死刑を執行する刑場を公開した。

2009年度に発表された世論調査では、
「場合によっては死刑はやむをえない」と答えた人が、
85%を超えている。

この国は、死刑に対して賛成派が非常に多い、ある種特殊な国なのかもしれない。

若い人たちにディベートで死刑制度を取り上げたことが数度あり、
その時に、死刑制度の賛否を聞いた時も、
やはり賛成が8割と言う感じでした。
つまり年齢に関係ないのかしら?

世界的に見ると死刑制度を廃止する方向に動いている。
現在、死刑を行っていない国は、世界197カ国のうち、140カ国近くにのぼるという現状もある。
しかし、この国の死刑制度賛成(やむをえない)という人のなんと多いことか。

これは、正義感からきているのかしら?
犯罪が起こった時、被害者側の立場に立って物を考えれば、どうしたって許せるわけがない。
という正義感?

裁判員制度が始まって、
裁判員による裁定は、法律家だけでやっていた以前よりも
被告人にとって厳しくなったと私は感じている。

裁判所で被告人を目前にして、
一般市民は、更に正義感を発揮しているのかもしれない。
それは、法律家よりも、という意味です。

改めて死刑制度について論議するための刑場公開だったようですが、
日本人の考え方は、変わるのでしょうか?

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