とうとう、第15ステージで早くもマイヨジョーヌがコンタドールの手に渡ってしまいました。
登りでアタックをかけた直後、アンディ・シュレクがまさかのチェーン脱落。
すぐについてきていたヴィノクロフが、先に出る。
そして、コンタドールがそのままアタック。
続いて、総合争いを繰り広げる、メンショフとサンチェスが続く。

シュレクはすぐに、自転車を治して追走、それも物凄いスピード。
怒っていましたねぇ、シュレク。
チェーン脱落に怒っていたのか? それとも、こんなトラブルなのにアタックをかけて行ってしまった、コンタドールたちに怒っているのか。
自転車レースでは、こういったトラブルの時は、みんなで待つというスポーツマンシップに乗っ取った慣習があります。

コンタドールは、その時、アンディに何が起こったのか分からなかったと言ってるし、
一度、始まったアタックは、そうそう止めることは出来ないとも言われている。

しかし、いくらシュレクが登りも下りも物凄い勢いで追ったとしても、
登りはコンタドール、そして下りには、下りのスペシャリストサミュエル・サンチェスがいた。
このふたりは、スペイン人だから、サンチェスが振り返るのはコンタドールを引いているのではないかとも見える行動。

やっぱりこんなとき、お兄さんフランク・シュレクの骨折リタイアが重く響いてきますね。
兄弟揃っていれば、コンタドールとの闘いも変わってくるのに。
そして、コンタには強い味方が居たのか(スペイン人は多いから)

39秒差をつけてゴール。
よって、31秒差でトップだったシュレクは、2位に落ち、
今日第16レースからは、コンタドールがマイヨジョーヌを着て走ることになります。
因みにシュレクは、マイヨ・ブラン(新人賞ジャージ)に着替えます。
もうひとつ持っていたのね。

さて、そろそろ終盤戦となってきたツール・ド・フランス
新城のステージ優勝のチャンスも、かなり少なくなってしまったけれど、
彼の顔は結構国際映像でも写されています。
一度、新城選手の活躍、見守ってあげて下さい。

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