朝テレビをつけたら、J-SPORTSチャンネルで、Tri Nations Rugbyが始まった。
トライ・ネイションズ・ラグビー 世界ランキングベスト3が戦うラグビーの大会。らしい。
世界ランキング1位のニュージーランド (ALL BLACKS)
と第2位の南アフリカ (springbox)の試合。
なんかサッカーで負けてしまった2ヶ国が、ニュージーランドでもっと盛り上がっているって感じ。
試合が始まる所だったので、そうだ、あの有名なオールブラックスのパフォーマンスが見られるかと、
ラグビーなんて全然知らなくて興味もない私は見ていた。
オールブラックスの試合前のパフォーマンス ハカは、以前テレビコマーシャルで使用されたときに見たことはあるけれど、動画でも見たことはあるけれど、試合で見るのは初めてでした。だからそれを見ようとチャンネルをそのままにしていた。
まず、南アフリカの国歌を女性ボーカルが出てきて国歌斉唱。
凄かったのは次です。当然ニュージーランド国歌のはず。
男性ボーカルが出てきた歌いだした。あれ?伴奏は?
いつまでたっても音楽が始まらず、そのボーカルが歌っているのですが、
その音が素晴らしく安定している。
選手の大半も、観客も一緒に歌いだす。
つまり、その男性ボーカルの独唱だったらしいのです。
その素晴らしさ、緊張感、テンション……
そして、そのテンションをキープしたままハカが始まりました。
この日のハカは、今まで見たものとはまた全然違っていて、凄い迫力(これまで見たものも迫力ありましたが)先ほどの国歌の静かなテンションを受け継ぎ、でも、そこに更なる力強さが乗っかった圧倒されるテンションなんです!
あのテンションの中に入ったら誰だって目を離すことが出来ない。
≪話はそれますが、私がやっている芝居というのも、テンションなしには成立しないものなのです。これは人を引き付けるのに欠かせないもので、これがあるから架空の世界は成り立つわけです。でも、最近はナチュラリズムを履き違えた人が、ぼそぼそ喋る芝居をやったりしてる。テンションというのは、大きな声を上げたり、走り回ったりすることではありません。テンションは中側で高く、表面には静かに表現されることもしばしばで、だからこそ、なくてはならない。どんな種類の芝居にもです。それがあるから、観客は引きつけられ続ける。ところが芝居をやる側だけでなく、観客側にも最近はもっと軽いものを求める傾向があって、テンションのある芝居を、「クサイ」と間違った表現をしたりする。そういう人たちは、このハカをどうみるのだろうか? 恰好良いのは当然。それだけではない、あの球場の空気が圧縮されるテンションを(会場に行けば厭でも感じられるのかもしれないですけどね)感じられなくなったら、スポーツや芸術をやる人たちはどこへ向かえばいいのか。でも、スポーツはまだ強弱、勝ち負けでその素晴らしさが判断できる世界だからいいのです。芝居は、やる側も見る側も、その力のない人たちばかりになったら、もう何を言っても仕方ないことになってしまいますね≫
あまりの凄い空気感に、久しくない感銘を受け、そのままラグビーの試合を見ることにした。
ラグビーのルールはほとんど分からない。
最初、選手紹介で8名の名前が列記されたので、(8人で戦うのかぁ)と思ったほど【実際は15人】
ただ、アメリカンフットボールは、良く見ているし、勿論ルールもあらかた知っているので(あのスポーツのルールは非常に難しく、そして毎年少しずつ変わったりするので、100%知っているとは言えないのです)なんとなく予測はつく。しかし、タックルされ、止まった所からスムースにボールが出てきてゲームが繋がる様などは、ちょっとびっくり。ボールを持ってラインを超えれば点が入るゲームです。ボールは後方の選手になら何回でもパスできる。そしてキックと言う形で点を取ることも出来る。
このラグビーを元に、アメリカ的にもっと面白いゲームを……!ということで、アメリカ人がアメフトを作り出したことがとても納得できました。
それにしても凄いのは、アメフトは攻撃と守備が完全に入れ替わる。だから、身体のデカイ選手は、ただただディフェンスをやっていて、ボール持って走ることはほとんどしない(時々ターンノーバーでディフェンスの選手がボールを拾ったときにタッチラインまで走ることだけでも息切れして大変なくらい)それがラグビーでは、あの身体の大きな選手が、スクラムも組むけど、ボール持って走るし、パスもするし、ディフェンスもするし、キックもするし、そのボールを取るために選手を持ち上げたり持ち上げられたり。その肉体は、尊敬に値する素晴らしいものです。そして前後半80分を戦い抜く。終了間際には、ほとんどの選手の顔には切り傷、打身、鼻血、南アフリカ選手の白いパンツは、草の緑のほか、誰かの血で真っ赤になっている。
いままで、日本の大学ラグビーとか少し見たことはありましたが、やはりこういう難しいスポーツは世界一を見るに限ります。だって、凄いもの。一体毎日どんな訓練をしているの?っていうほどの身体と精神と技術。これなら誰をも満足させられるプロ選手なんです。
≪話はまたそれますが、役者と言う職業も同じように肉体と精神を鍛えないと出来ない職業で、当然、身体をとても鍛えている。鍛え方はスポーツによって違うように、役者の身体にはその鍛え方があります。私は演技講師をしている関係上、ずっと教えているのだけれど、そのレベルは年々落ちていく。その必要性が彼らには分からない? または、本当にこれからは必要とされないくらい、役者のレベルが落ちている、または高いレベルの役者は求められていない。これでは、演劇はすたれていくな~と小劇場の役者たちを見ながら哀しく思うこともしばしばです≫
オールブラックスのハカはYou Tube でたくさん見られます。
ご存じない方は是非見てみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=B2i4kcXV_XA
すっかり惚れ込んでしまった私は、以前から興味のあったニュージーランドに行きたくなってしまいました。因みに来週17日の試合のチケットがまだ1000枚余っているとか。ハカを生で見る!というのは、人生の一つの楽しみとして、(ツール・ド・フランスかブエルタ・デ・エスパーニャを生で見るという予定もあるのだけれど)持っていたいと思います。ニュージーランドは近いし、魅力的な国だもの。すっかりラムを食べる気になったこの口と共に。
URL http://members3.jcom.home.ne.jp/groupsting/
トライ・ネイションズ・ラグビー 世界ランキングベスト3が戦うラグビーの大会。らしい。
世界ランキング1位のニュージーランド (ALL BLACKS)
と第2位の南アフリカ (springbox)の試合。
なんかサッカーで負けてしまった2ヶ国が、ニュージーランドでもっと盛り上がっているって感じ。
試合が始まる所だったので、そうだ、あの有名なオールブラックスのパフォーマンスが見られるかと、
ラグビーなんて全然知らなくて興味もない私は見ていた。
オールブラックスの試合前のパフォーマンス ハカは、以前テレビコマーシャルで使用されたときに見たことはあるけれど、動画でも見たことはあるけれど、試合で見るのは初めてでした。だからそれを見ようとチャンネルをそのままにしていた。
まず、南アフリカの国歌を女性ボーカルが出てきて国歌斉唱。
凄かったのは次です。当然ニュージーランド国歌のはず。
男性ボーカルが出てきた歌いだした。あれ?伴奏は?
いつまでたっても音楽が始まらず、そのボーカルが歌っているのですが、
その音が素晴らしく安定している。
選手の大半も、観客も一緒に歌いだす。
つまり、その男性ボーカルの独唱だったらしいのです。
その素晴らしさ、緊張感、テンション……
そして、そのテンションをキープしたままハカが始まりました。
この日のハカは、今まで見たものとはまた全然違っていて、凄い迫力(これまで見たものも迫力ありましたが)先ほどの国歌の静かなテンションを受け継ぎ、でも、そこに更なる力強さが乗っかった圧倒されるテンションなんです!
あのテンションの中に入ったら誰だって目を離すことが出来ない。
≪話はそれますが、私がやっている芝居というのも、テンションなしには成立しないものなのです。これは人を引き付けるのに欠かせないもので、これがあるから架空の世界は成り立つわけです。でも、最近はナチュラリズムを履き違えた人が、ぼそぼそ喋る芝居をやったりしてる。テンションというのは、大きな声を上げたり、走り回ったりすることではありません。テンションは中側で高く、表面には静かに表現されることもしばしばで、だからこそ、なくてはならない。どんな種類の芝居にもです。それがあるから、観客は引きつけられ続ける。ところが芝居をやる側だけでなく、観客側にも最近はもっと軽いものを求める傾向があって、テンションのある芝居を、「クサイ」と間違った表現をしたりする。そういう人たちは、このハカをどうみるのだろうか? 恰好良いのは当然。それだけではない、あの球場の空気が圧縮されるテンションを(会場に行けば厭でも感じられるのかもしれないですけどね)感じられなくなったら、スポーツや芸術をやる人たちはどこへ向かえばいいのか。でも、スポーツはまだ強弱、勝ち負けでその素晴らしさが判断できる世界だからいいのです。芝居は、やる側も見る側も、その力のない人たちばかりになったら、もう何を言っても仕方ないことになってしまいますね≫
あまりの凄い空気感に、久しくない感銘を受け、そのままラグビーの試合を見ることにした。
ラグビーのルールはほとんど分からない。
最初、選手紹介で8名の名前が列記されたので、(8人で戦うのかぁ)と思ったほど【実際は15人】
ただ、アメリカンフットボールは、良く見ているし、勿論ルールもあらかた知っているので(あのスポーツのルールは非常に難しく、そして毎年少しずつ変わったりするので、100%知っているとは言えないのです)なんとなく予測はつく。しかし、タックルされ、止まった所からスムースにボールが出てきてゲームが繋がる様などは、ちょっとびっくり。ボールを持ってラインを超えれば点が入るゲームです。ボールは後方の選手になら何回でもパスできる。そしてキックと言う形で点を取ることも出来る。
このラグビーを元に、アメリカ的にもっと面白いゲームを……!ということで、アメリカ人がアメフトを作り出したことがとても納得できました。
それにしても凄いのは、アメフトは攻撃と守備が完全に入れ替わる。だから、身体のデカイ選手は、ただただディフェンスをやっていて、ボール持って走ることはほとんどしない(時々ターンノーバーでディフェンスの選手がボールを拾ったときにタッチラインまで走ることだけでも息切れして大変なくらい)それがラグビーでは、あの身体の大きな選手が、スクラムも組むけど、ボール持って走るし、パスもするし、ディフェンスもするし、キックもするし、そのボールを取るために選手を持ち上げたり持ち上げられたり。その肉体は、尊敬に値する素晴らしいものです。そして前後半80分を戦い抜く。終了間際には、ほとんどの選手の顔には切り傷、打身、鼻血、南アフリカ選手の白いパンツは、草の緑のほか、誰かの血で真っ赤になっている。
いままで、日本の大学ラグビーとか少し見たことはありましたが、やはりこういう難しいスポーツは世界一を見るに限ります。だって、凄いもの。一体毎日どんな訓練をしているの?っていうほどの身体と精神と技術。これなら誰をも満足させられるプロ選手なんです。
≪話はまたそれますが、役者と言う職業も同じように肉体と精神を鍛えないと出来ない職業で、当然、身体をとても鍛えている。鍛え方はスポーツによって違うように、役者の身体にはその鍛え方があります。私は演技講師をしている関係上、ずっと教えているのだけれど、そのレベルは年々落ちていく。その必要性が彼らには分からない? または、本当にこれからは必要とされないくらい、役者のレベルが落ちている、または高いレベルの役者は求められていない。これでは、演劇はすたれていくな~と小劇場の役者たちを見ながら哀しく思うこともしばしばです≫
オールブラックスのハカはYou Tube でたくさん見られます。
ご存じない方は是非見てみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=B2i4kcXV_XA
すっかり惚れ込んでしまった私は、以前から興味のあったニュージーランドに行きたくなってしまいました。因みに来週17日の試合のチケットがまだ1000枚余っているとか。ハカを生で見る!というのは、人生の一つの楽しみとして、(ツール・ド・フランスかブエルタ・デ・エスパーニャを生で見るという予定もあるのだけれど)持っていたいと思います。ニュージーランドは近いし、魅力的な国だもの。すっかりラムを食べる気になったこの口と共に。
URL http://members3.jcom.home.ne.jp/groupsting/