2011年の企業のソーシャル活用はこうなる!? | ソーシャルメディアが社会を変える!

2011年の企業のソーシャル活用はこうなる!?

こんばんわ 斎藤です。
2010年もあと、3週間になってしまいましたね。個人的には、自分のビジネスの方向性を考えさせられる1年でしたが、皆さんはどんな一年でしたか?

残りの3週間で何があるかわかりませんが、アメリカのアナリストの2010年の振り返りと2011年の予測の記事があったので、ちょっとご紹介。これを読んで、来年の日本はどうなるのか、ちょっと考えてみて下さい。

そのアナリストによると、アメリカの2010年のソーシャルビジネスというのは、「形作られた」一年だったと言ってます。恐らく、アメリカでも様々なソーシャルメディアがあり、色々なメディアで実験し、試行錯誤しながらも成功事例が徐々に産まれて、形ができてきたような一年だと言ってます。

来年、日本では、試行錯誤が本格化して、様々な実験的な試みや代表的な成功事例なども多く出てくるようになるでしょう!


アメリカでは2011年のソーシャルマーケティングのテーマで一番関心の高いアンケートが取られました。

 1位:ROIの測定
 2位:社内教育・トレーニング
 3位:組織モデルの構築

アメリカでもソーシャルマーケティングの効果測定には正解が出ていないようです。恐らく、国内ではソーシャルマーケティングの予算を取るためにも目標の設定と効果測定は必須となるでしょうね。
ただ、ソーシャルマーケティングの場合、目的が企業によって様々だと思うので、どういうゴールを設定するのかが案外難しいのではないでしょうか。

そして、海外で評価指標として重視しているのは、
 1位:エンゲージメントデータ(RT数、コメント数、ファン数、Like数、などなど)
 2位:一般的に何と言われているか
 3位:サイト誘導数

エンゲージメント指標って、これだ!っていうのが、まだまだ定まってないけど、現状は、分かり易いRT数やコメント数を指標にするしかないんでしょうね。

一般の消費者が、その企業の事や商品・サービスのことを、どのように語るようになるかモニタリングして、そのポジネガ分析をしたり、キーワード分析をしたりというのは、日本でも主流になっていくかもしれませんね。以前は、CMなので使ったキャッチやキーワードがブログなどで書かれていて、そのポストのポジネガ分析などもしてましたが、ソーシャルの中だけのキャッチコピーなどがソーシャルメディアの中で、どのように語られるのかをウォッチするのも大事な指標になると思います。

また、ソーシャルメディア以外での目標としては、顧客との継続的な会話、顧客の言っていることを聞くというのが、上位にランキングしているのが非常に気になったところですね。
日本ではモニタリングの意識って、まだまだ低いような気がします。ソーシャルで仕掛けて、その結果、人のクチコミにどのように乗っかっていくのかが大事ですよね。

来年、日本ではクチコミ分析というのがソーシャルメディアの評価指標として一般化してくるでしょう!

さて、皆さんは、このアンケートの結果から、どんな事を感じますか?
レポートの原本は、こちらのブログからご覧いただけます

http://www.web-strategist.com/blog/2010/12/09/slides-social-business-forecast-2011-the-year-of-integration-leweb-keynote/