「ユーザ囲い込み」は死語になるべき | ソーシャルメディアが社会を変える!

「ユーザ囲い込み」は死語になるべき

昔からCRMを語る時のキーワードというのは、「ユーザをいかにして囲い込むか?」ということでした。

ユーザをデータベースに入れて、定期・不定期問わずアプローチをし、サービスのファンにして生涯いくらのお金を落としてもらうのかということが「ユーザの囲い込み」ですよね。

そのために、会員制をとりDMやメールマガジンを送り、コミュニティやSNSなどを構築してユーザにサービス体験値を増やし、ブランディングの餌食としていく。

「囲い込み」というと大体、こんなもんでしょうかね。

でも、コミュニティやSNSの構築をするという辺りから、サービス体験値の増加というテーマが上手くコントロールできなくなり、企業が実施したいブランディングが上手くいかなくなってきました。それは、ユーザ間のやりとりが自由にでき、それがウェブという媒体を通じて、他のユーザも共有できるようになったからです。

ソーシャルメディアの出現により、ブランドのコントロールはユーザと共に行うものになってきました。そういったパートナーという位置づけであるべきユーザを「囲い込む」っていう表現を使うというのはいかがなものでしょう?

「あなた、何様?」って感じじゃないですか?

今や、企業と消費者は同じ視線で語らないといけないような状況だと思います。そういうパートナー意識を持ってユーザとは接しないといけません。そういう時代ですよ!

半年ほど前のことですが、ずっと気になっている「つぶやき」があります。

「ビジネスツイッターで『フォロワー』と呼び捨てにするとは何事だ!」

そのつぶやきを見てからは、自分は必ず『フォロワーさん』という言い方をしています。
それは、そのフォロワーさんのおかげでビジネスが成り立っているんですからね。

それからは、同じような考え方で「ユーザ囲い込み」という言葉も使わないようにしています。

「パートナーさん」的な感じがしっくりとくるんだけど、どういう言葉がいいですかね?まだ、「囲い込み」に代わる言葉って考えてないんですよ。

何かアイデアがあったら教えてください!!