茨城県特別支援学校PTA連合会研修会 | 茨城大学人文社会科学部正保研究室

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6月12日にこの3月まで校長を務めていた附属特別支援学校で県のPTA連合会の研修会講師を務めました。

 

テーマは「つながるグループワーク」ということで、PTAの皆さん同士が、かかわり、話し合うことをテーマに。

参加者が約150名と結構な人数なので、いつもの授業とは異なる工夫が必要でした。会場は体育館です。

 

1.手合わせ

2人一組から4人一組、8人一組と。あっという間に盛り上がっていきます。

3.いつもなからここで人間知恵の輪をやるところですが、皆さん、それなりの服装でお出ましになっているので、それはとばして一歩前へ! いろいろな話題について簡単な自己開示をしながらかかわり合うことで、さらに打ち解けていきました。

4.その上で、サイコロトーキングを。

あまり使わないワークですが、会場の条件などで新たな工夫をして実施しました。

(1)話題は3パターン用意する。

(2)イスに座ったまま実施する(床に座ることは避けました)。

(3)サイコロがイスから落ちないよう、輪っかを使う。

 

話題は以下の通り(スゴロク・トーキングとダブりがあります)。

1枚目(ピンク)

1.今朝起きた時間

2.夕べ寝た時間

3.昨日帰宅した時間

4.昨日の夕食

5.この間の週末にしたこと

6.よく見るテレビ番組

 

2枚目(ブルー)

1.今までに行った一番遠いところ

2.今までに行った一番高いところ

3.今までで一番重い怪我

4.今までで一番怖かったこと

5.一番面白かった映画

6.一番古い記憶

 

3枚目(グリーン)

1.先生に言いたいことは、

2.世の中に言いたいことは、

3.子供の良いところは、

4.学校に言いたいことは、

5.子供に伝えたいことは、

6.特別支援学校は、

 

3枚目は今回の研修会に合わせた特別バージョンです。文章完成法の形式をとりました。

 

結果は、上々だったと思います。

自分でも「こういうやり方もあるな」と新しい気づきがありました。

 

ただ、最後は数字あわせを使ってペアを作って、シェアリングをしようと思っていましたが、時間がなくなってしまい、割愛しました。

 

パワーポイントを使って、グループワークについて簡単な解説を行って終了としました。

いつも講師の話を聞く研修会が多いので、今回は全員参加型の研修会としました。

もう少し時間があればうまくまとめられたと思います。

 

〈余談〉

この間まで自分が校長として勤務していた学校で「外部」の立場で講師を務めるのは少々妙な気分でした。

冒頭の挨拶で、「それでは本校校長がご挨拶申し上げます」とアナウンスが入ったところで一瞬ドキッと(笑)