もう1つの症状、注意欠陥多動性障害についても幾つか思い当たる節があった。
その名の通り物忘れや多動、集中力の欠如といった症状が見受けられた。
そして、衝動的な行動。
思いついたら何も考えず勢いで行動してしまうのだ。
そのため、衝動買いをしてしまうことも多かった。
また、これは発達障害と恐らく関係しているのだろうが、私には他の人には見えないような景色が見えている。
例えば、頭の中に映画やアニメのような映像作品のワンシーンを切り取った場面が浮かぶのだ。
立ち止まっていてもそういう類の物が見えることがあるのだが、歩いている時や音楽を聴いている時は特にその症状が顕著だ。
元々経済的に恵まれておらず生活に困窮していた女の子がそこから成りあがって御洒落ができるようになった場面や反抗期の男の子が困っている人を助けたりする場面が次々と思い浮かぶ。
浮かぶ映像には一貫性がないため、ストーリー性はない。
しかし、この景色を自分の創作活動に取り入れてみるのは面白いかもしれないと思った。
現に、私の過去のブログはそのような物語を綴っていた。
また、私は寝る前になると青と黄色の斑点が見える。
いや、斑点というよりかも青い丸の外側に黄色の枠があるという感じだ。
円の直径は2mm程度。
それが部屋全体に見えるという感じだ。
これは物心ついた時からそうである。
私はそれを「幸せの光」と勝手に名付けていた。
それらを見ていても不快感は感じていなかった。それは今も同じである。
私は、その光は幸せなところにだけ現れる物だと思っていた。
一時期それが見えなくなったこともあったが、基本的には毎日それが見える。
病院では注意欠陥多動性障害の症状を抑える薬を処方された。
薬を飲む前には心電図を取った。身体に異常があるとまずいからである。
薬を使うと多動性や不注意の症状が軽減される。
といっても私の体感では、それが完全になくなるというよりはある程度減らせるといった感じだ。
最初にそれを飲んだ時は、何だか脳にストッパーがかけられたような感覚があった。
多動である本来の私の身体を無理やり押さえつけたような感じがした。
しかし、最初に出された薬の量では症状がまだ強かったため、量を増やしてもらった。
これにより、私の脳内の感覚は以前より健常者のレベルに近づいて行った。
その後、私は何とか大学に入学した。運良く受かったという感じだったが。
学力面だけで言えばそんなにレベルは高くないところだ。
しかし、私は勉強に関しては後悔はない。
本気でやっても勉強はできるようにならなかったが、本気でやったことに満足していたからだ。