「残念ね、美野里。私たちのような人間でも、頭を使えばあんたに復讐できるのよ。」と詩織。
詩織と由奈は蹲っている美野里を何度も蹴りつけた。
「あんたたち、こんなことしてどうなるか分かってんの?」
あくまで強気な態度を示す美野里。
「どうなるも何も、美野里の方が私たちよりも他人に対して酷いことをして来たじゃない。」、詩織が鋭い突っ込みを入れる。
由奈がバケツに入れた水を美野里の頭にかける。
一見大人しそうに見える彼女も、やる時はやるようだ。
「ちょっ。あんたたち、良い加減にしなさいよ。真紀にバレたらただじゃ済まないわよ。」
苦しそうに顔を歪める美野里。
「ねぇ、そろそろ行かない?真紀が来たら困るし...」、由奈がいつも通りの弱気な性格に戻る。
「そうね。」
詩織と由奈は急ぎ足でその場をあとにした。
そして、パクシアのところに向かう。
「そっかぁ、君たちは清水美野里に復讐できたんだ。いやぁ意気地なしの君たちがね。」
パクシアは2人の話を聞き終えると微笑みを浮かべた。
「余計なお世話よ。」と詩織。
「けど、真紀が美野里の身に起こったことを知るのは時間の問題だろうね。そうなれば、彼女の怒りの矛先は君たちに向かうことになる。」
詩織と由奈は肩を震わせた。
「どうしよう、詩織?」
「どうしようも、こうしようも、ここまで来たらやるしかないじゃない。真紀たちのグループ全員に復讐する計画をこれから考えよ。」
「うん...」
その頃、清水美野里は真紀たちから暴行を受けていた。
浅田凛、牧野まどか、加藤沙織、小西友恵、小林真理が彼女の身体を押さえつけ、真紀が彼女を殴りつける。
「もう1回確認するけど、あんた、詩織と由奈にやられたのね?」
美野里は涙目になって頷く。
「あんな低能にやられるなんて、美野里も随分と情けないわね。みんな、美野里の仇を取るわよ。詩織と由奈、あの2人は絶対に許さない。それから、その背後で暗躍してる幽霊やろうとパクシアとかいうクソガキも潰すわよ。」
「さすが真紀!」、彼女の取り巻きたちが歓声を上げた。