・美しき美少女
「不可能的。你们这些可耻的人类。伤害一个女孩是最糟糕的事情。(ありえない。人間の恥さらしどもが。女の子を傷つけるなんて最低な行為よ。)」
フィールドを壊し終えた林凜華が怒りに震えた表情で立っていた。
「ああ、君が最近噂の厄介な魔法少女か。厄介だな一旦逃げるぞ。」
雄二の掛け声と共に魔法少年たちは立ち去った。
「大丈夫?」
凜華は倒れている彼女を起こして声をかけた。
「大丈夫です。ありがとうございます。」
「にしてもあなた、とっても綺麗な人ね。」
「やったぁ。」、そう言って彼女は美しく微笑んだ。
彼女の名前は曽山心菜。あまり表舞台では目立っていないが、日本国籍の魔法少女の1人だ。彼女があまり戦わない理由はただ1つ。自分に傷がつくのが嫌だから。自分が美しい容貌を持っていることは彼女自身も自覚していた。そのせいか、余計なトラブルに巻き込まれることが多い。変な男どもがまとわりついてくるのだ。心菜が魔法少女に変身するのは自分の身が危険に晒された時のみ。イーグルと戦った経験も数回しかない。魔法少女、魔法少年たちの醜い争いなどには微塵も興味を示さなかった。
「あの女、絶対いつかは俺のものにしてやるぜ。」と雄二。
「めっちゃ可愛かったっすよね。俺にもあんな彼女いたらなぁ。」、と昇。
「お前には彼女いるだろ。」、雄二が透かさず突っ込みを入れる。
「惚れた。あの子は世界で一番かわいい。ああいう女は俺にこそふさわしい。」と健吾。
「いや、お前にはまだ早い。」
「そんなことはない。少なくとも雄二よりは俺の方が可能性がある。」
雄二と健吾が言い争いを始める。今まで良好だった人間関係に亀裂が入ろうとしていた。雄二も健吾も簡単には自分の主張を変えない性格をしているのだ。
「よし、分かった。お互い恨みっこなし。正々堂々と勝負な。」と雄二。
「望むところだ、あの女はお前には取らせない。」、健吾が自信満々に返事をした。