この広い宇宙のした、多くの人が知らないところで新たな闘いが繰り広げられていた。
目の前の猛獣はどこの世界から現れたのか、それを知る者は誰もいない。
その猛獣が唸り声をあげる。
口を大きく開けると、火が溜まっている。
猛獣が火を吐いた。
ドラゴンの火の攻撃をよけると、2人は接近戦に出た。
遠距離で攻撃を仕掛けても空を飛んで華麗によけられてしまうためである。
奏多の蹴りがドラゴンの身体をかすめた。
それを見て、かずとがドラゴンに強烈な蹴りを入れる。
奏多は時空から銃を取り出し、ドラゴンに向かって数回発砲した。
銃や件、弓など、必要な武器は時空から自由に取り出すことができる。
これが、鈴木奏多の、いや、人間の持つ潜在意識の力...
フェルドは彼らの闘いを見つめながら自身が人間を心の底では恐れているということに気づいた。
アドバンスフォーの4人も彼を確実に倒せるとは言い切れないだろう。
もしもアドバンスフォーが全滅すれば自ら戦場に出向くしかない。
空に穴が開き、ドラゴンが元の世界に帰ろうとする。
それを打ち落とそうとしたかずとを奏多が制止する。
そして、静かに言った。
「命を奪う必要はないよ。」
ドラゴンが元の世界に帰っていったのを見て奏多は変身を解いた。
その頃、Cランクのアノマニスたちはアドバンスフォーをどうやって倒すかについて考えていた。
「この前はあと少しだった。アドバンスフォーは団結力がとても強い。1人1人をバラバラにして、俺たち全員で1人だけ襲えれば勝ち目は十分にある。特にルド・ミンナ、彼女単体での力はそこまで強くない。ディプラ・ボンザさえマークしておけば恐れることはない。彼はとても強いけれど、頭は悪いみたいだからね。」、リーダーのキルパが言う。
Cランクのアノマニスたちが望むこと、それはサーパスをできるだけ多く倒し、自由な時間を手に入れることだ。
ランクが下のアノマニスにとってサーパスを狩ることは難しい。
よってポイントが入ってきづらく、常に質素な生活をおくっているのだ。
つまり、彼らは人間社会で言うところの貧困層に当たる。
住む場所を全く持っていないホームレスのような存在も多い...
日々の節約は彼らにとっては必須であった。
上級のアノマニスが裕福な生活をすればするほど、彼らの生活は苦しくなるのである。
よって、彼らの望みは自分たちが幸せになれるよう、世の中の仕組みを変えることであった。
その頃、ゴジパ・ボブジは恐ろしい戦略を考えていた。
惑星ホープ、そこは醜い怪物たちの住処...
この怪物たちは人間の心の闇から生まれる…