マルシェに向けて
絶賛裁断祭り中ですが
裁断するときに重要な事のひとつ
「柄合わせ」
台衿の柄があってな~い(残念)
ボーダーなどは柄がズレていると
目立ってしまう場合がありますし
大柄やタータンチェックなどはどの位置にどの柄を持ってくるかによっても
服の印象が変わるため
裁断する前にしっかりと決めていきます
何も考えずに切ってから柄を合わせる事はできません
さてさて
犬服の柄合わせで一番メジャー?なのが
脇線を合わせる事ですね
その脇の柄合わせで知っておかなければいけない事
それは・・・
犬服ではどんなに頑張っても柄が合わない事があるんだよ~ん
ということ(ってどゆこと?)
犬の体型は
胸からお尻にかけて細くなる犬種がほとんどなので
型紙の脇線もこのように斜めになっています
ではここで実験
紙でボーダー柄を作りました
ボーダーの生地だと思って下さい
それを犬服の脇線のようにカットしました
それに縫い代1㎝をつけてくっつけます
うん!キレイに柄が合ってますね
ではまた別の2枚を作り
それを合わせると・・・
??
一番上から縫っていくと仮定して一番上のボーダーを揃えて貼り合わせると
下に行くにつれてボーダーが合わなくなっています
さっきは合っていたのに
今度は合わないなんてこの違いはいったい
実は最初の方は2枚をほとんど同じ角度で切りました
重ねてみるとわかりやすいかな
それに対して2回目は斜めの角度を変えてみました
そう合う合わないは2枚の角度の違いだったのです
例えば
ボーダーの幅を直角に測るのと斜めに測るのとでは
長さが変わりますよね
ということは前身頃と後身頃の脇線の角度が違えば、
ボーダーの幅が変わってしまうので、揃わなくて当然
こんなパターンは
キッチリ合わせる事は出来ませんね
犬服では脇線の角度を同じにしないといけないというルールはないので
「どんなに頑張っても合わないんだけど」
という時は一度パターンをチェックしてみて下さい
また補正で脇線をいじる時はこんなことも考えて
できるだけ同じ角度にすると作りやすいですね