R25に別れを告げてから早いもので1週間経過した。
手放す前は「後悔するかな…」と躊躇っていた部分もあるが、いざ手元から居なくなると意外なほどスッキリしたような気持ちである。
グロム一台体制を考え出したのは去年の原付の限界に挑む旅に挑戦した辺りで当時過酷なツーリングを課すことで無理矢理R25の存在意義を見出してたのかもしれない。
しかし1台に戻すにしても走行性能が圧倒的に劣るグロムをなぜ選んだのか。
手首に負担がかかるという事も一つの要因であるが…正直自分でもよく分かっていない。
なんかね…。
楽しいのよ。グロムに乗ってると。
R25を納車する前は走行性能に不満があってグロムでツーリングに行くのもちょっと億劫になる感じだったのだけど、いざR25を納車して250ccと2台持ちしてみると125ccの非力さコレはコレで面白いなと。
今日もグロムに乗りたくてまだ日が登らないAM5:30自宅を飛び出した。
本当はグロムでガッツリ走ろうかなとツーリングを企んでいたおっさんだが、昨晩奥さんから緊急留守番命令が下されたので家族が目を覚ますまでに帰宅する早朝お散歩ツーリングに京都高山ダム目指して出発。
ちょこっと走って高山ダムにて朝日を浴びる。
道中グネグネ山道を走りながら色々考える。
コーナーの立ち上がりは遅いし、登坂でも伸びないし、タイヤ小さいから少しの凸凹でハンドルとられるしで車体の安定感も劣る。
走行性能は確実にR25には敵わない。
でもなんか楽しい。
『気軽さ』
走行性能云々よりも気負いしない気軽さってめっちゃ重要なんじゃないかと思い始めた。
気になるとこで止まり。Uターンで難なく引き返し。コレ行けんのか?って狭路に躊躇なく入って行く。最悪力任せでなんとかなる軽さ。
コレが本当に楽しい。
扱い切れるパワー(125のパワーを扱い切れてるのかどうか怪しいところではあるが…)に加えて軽量コンパクトな車体サイズ。
コレが170kg付近のフルサイズのバイクになると何をするにもどこかを意識しないといけなくなってくる。
正直言うと125ccの非力さに納得してる訳じゃない。250のパワー感はぶっちゃけ欲しい。
125ccの限界値である15馬力でもいい。
もうちょいパワーがあれば…と今日走った時も思ったけど、どうやら私はパワーよりもこの気軽さを重要視してんじゃないか?と思った。
あとコレは個人的な性格によるものだがフルカウルのバイクってなんか汚すことに罪悪感がある。
常にピッカピカにしていないとダメみたいな。
だから酷道とか入ったりすると楽しいよりも先に「帰宅後の掃除面倒だな…」が来てしまう。
どんだけ帰りが遅くてもその日中にある程度掃除しないと気が済まない。
そういった点グロムは気軽だったりする。
かといってグロムは泥だらけでいい訳ではないが、なんと言うか汚すことに躊躇いはない。
今日走った道も昨晩の雨で若干ウエットだったけどカウル汚れんなーとかないし。なんなら水溜りがあったら突っ込むし(笑)
気兼ねなくおもっきり遊べるという事だろうか?
どこかのサイトで大人が遊ぶ玩具って表現をしてる人がいた気がするが、まさにその通りかも。
乗り物に乗ってると言うより玩具で遊んでるって感じなのかな?
ちなみに我がグロム号のハリケーン製のキャリア撤去。
ちょい訳あってフェンダーレスキットもGcraft製に交換。めっちゃリア周りスッキリした。
めっちゃええ感じになったんじゃないでしょうか!?
中々苦労したキット交換の話は次の話にて乞うご期待!みなまで言わずともよい!誰も興味ないのは知っている!
AM6:30高山ダムのあと道の駅みなみやましろ村に行ってモーニング食って帰ろうと思ったけど6時営業開始と勘違い。7:30営業開始だった事を思い出しホットコーヒー休憩だけして帰路へと着く。
モーニングのカレーセットめっちゃ食う気満々で来たんだけどな。
そういやグロム最大の欠点が残っていた事を忘れていた。
ソロツーの時は適当に避けるからいいんだけど。
奥さんのレブルに煽られる。
奥さんのレブルにおちょくられる。
奥さんのレブルに置いていかれる。
…
…
…
…やっぱ250一本にしよかな。