時にライダーはツーリングに行きたくて行きたくてたまらない、そんな衝動に駆られる時がある。

今日がまさにその日だった。

月曜から頭の中はツーリングの事。どこへ行こうか。そして週末の天気の事ばかり考えていた。

 

そして待ちに待った土曜日。はやる気持ちを抑えきれずいつもの如く日も昇らない深夜に自宅を出発。

今回の旅はAM6:00奈良県十津川村から始まる。

 

天気予報もコロコロ変わって微妙な予報の時もあったけど出発前日はそれなりに納得できる予報だったので一安心。

本日の目的地は和歌山県の紀伊大島である為ひとまず168号線を南下。

 

先日購入したクシタニのレギュレーターライトジャケット装備!

レザージャケットライダーデビューだぜ!!

ジャケット一枚でここまで気分が上がるとは…。

レザージャケット恐るべし!

 

後日レギュレーターライトジャケットの使用感などはまた別の記事として書きたいと思う。

 

道の駅十津川郷から走る事30分ほど和歌山県 道の駅奥熊野古道ほんぐうに到着。

マップルを眺めてて168号線南下で熊野本宮大社に行ける事に気づき168号線経由で初めて和歌山県に入ったけどこっちのルートかなり近い。

 

新たなルート開拓だ。

 

朝日を眺めながら今日の旅でどんな景色に出会えるのか…期待で胸を膨らます。

 

さて朝ごはんにするか。

 

ソロツー恒例のエナジーバー。今日はカフェオレゼルダの伝説バージョン付きだ。

 

 

 

 

 

 

熊野川を眺めながらの朝食タイム。

 

朝食休憩を済ませた後は熊野本宮大社へ参拝。

AM7:00観光客の姿はない。もうで餅を売ってるおばちゃんもいなかった。

勿論社務所も閉まってた。

 

…早すぎた。

 

出発早すぎて営業時間外に来てしまうツーリングあるある。

 

でもまぁ参拝は出来る訳でせっせと階段登ってお参り。

気温もまだ高くない為ジャケット羽織ったまま階段登っても全然涼しい。汗はかかない。

 

参拝を済ませて熊野本宮大社を後にする。

このまま168号線を南下すれば新宮市に出てそのまま42号線で紀伊大島へ行けるのだが…。

 

マップルを見ていると気になる道が目に入る。

 

44号線 那智勝浦熊野川線だ。

 

マップルのコメントには『走るのが嫌になる程暗くて細い林間の道』と記載。

めちゃくちゃ興味が湧くコメントじゃないの…。

そして44号線 45号線那智勝浦本宮線 43号線と走れば潮岬の方面へ出ることが出来る。

おまけにそんな狭路の先に道の駅の存在も。

 

こりゃ行くっきゃないっしょ!!

 

168号線から44号線へ進路を変更。

のどかな風景が広がる。和歌山の田舎道最高だ。

 

途中沈下橋が目に入ったので寄り道。

 

ええやん44号線!

のどかな景色に癒されながら交通量の少ない田舎道をのんびり走る。

 

そんな癒し風景も徐々に消えて行き…。

44号線がその本性を現す。

 

「結構荒れてんな…。」それが初見の感想だった。

 

まぁいつもの県道だなと思いながら突き進んでいく。

 

落ち葉、落石は当たり前 バイクと車のすれ違いも難しそうな狭路。

山側から染み出して路面に広がる水溜り。アスファルトは所々崩壊して砂利化。

苔むした路面。

 

…ヤベェぞこの道!

 

日本三大国道425号線なんか霞んでしまうくらいヤバいわ!

オフロードバイク案件なんじゃと思ってしまうほどの険道。

 

かなりの荒れた道故慎重にゆっくりペースで走る。

ふと開けた場所に出るとそこには険道ならではの絶景が広がる。

観光地なんかじゃなくていい、人知れず広がる険道ならではの絶景。この景色に出くわす瞬間がたまらない。

ただ、まだ半分も走っていないことに気づいて少し萎える。

 

しばらく走り44号線も終盤。そろそろ45号線に差し掛かろうとしたタイミングで急に道が良くなる。

道が広くなり 整備もそれなりに行き届いている。

「これで終わりか…。中々過酷な道だったぜ。この先はこんな道が続くのかな?」と思った矢先言葉を失う。

 

更に劣悪になっていく45号線。ちなみに写真の道は全然マシな方。

完全にアスファルト崩壊してる区間もあった。この道はマジでヤベェ。

 

マップルに交通量極小って記載されてたのも頷ける。

こんな道誰が使うよ…。Siriもこの道を案内してくれない訳だ。

 

グネグネグネグネ…。

 

「アレ?さっきもここ走らなかったっけ?」似たような道の繰り返し。

 

しかし…この道の先にある道の駅とは一体…。

妙な好奇心が湧き出す。

 

44号線へ突入してどれくらい走っただろうか…ようやく43号線へ入り再び見晴らしのいい開けた場所へ。

 

しばし絶景を堪能しつつ休憩。

 

43号線に入ってからも路面の荒れ具合は相変わらずだが道の駅に近づくにつれ次第に車を見かけたり人を見かけるようになる。

 

何の川かはわからないけど43号線沿いに流れる川がめっちゃキレイだった。

落石を避け 砂利化した道にビビり 出っ張ってる木の枝にしばかれ お猿&鹿の野生の動物コンビにも遭遇しながら44号線へ入って約2時間。

 

ようやく道の駅 瀧之拝太郎に到着。

 

疲れたーーー!!

 

それでは険道を走り抜いたR25の勇姿を見て頂きたい。

 

でん!

 

ででん!

 

でででん!

数時間前はピッカピカだったのに…。

帰ったらキレイに掃除してやるからな。

 

しかし…44 45 43号線 距離 荒れ具合 狭さ 最強ランクの険道だわ。

興味ある方は覚悟の上どうぞ。

 

そして肝心の道の駅は…。

何もなかった。

 

そらそうよな。この先は凄まじい険道しかないのだから…。

わざわざここまで来る理由が思い当たらない。

 

ただ、どこか私の好きな道の駅美杉の雰囲気が漂っていて個人的には落ち着く道の駅だ。

 

…まぁ、もう此処へ来ることはないだろうけど。

 

そしてこの道の駅を境に43号線は強烈に走りやすくなる。

険道からの解放。

 

その後371号線を経由してAM10:30潮岬到着。

 

本州最南端へ立つ!何年ぶりだろ。

 

目的の紀伊大島まではもう少し。

 

42号線を走り、くしもと大橋を渡ってAM11:00紀伊大島へ上陸!

おっさん一時本州を離れる!

 

大島の道を走っていると道路脇に海鮮丼の看板。

昼時も近づいていた事もあり誘われるかのように海鮮丼の標識に従って走る。

 

弁天前食堂さんに到着。

 

AM11:30昼食タイム。

 

季節の刺身定食¥1500

やっぱ島に来たら海鮮!マグロうめぇ!

 

しめのソフトクリーム!

 

昼食後少しだけ散歩。

 

今おっさんは本州を離れております。

 

1時間ぶりくらいに本州へ帰還。

一旦給油を挟んで42号線を北上、白浜方面へ向かう。

 

紀勢自動車道がすさみまで伸びてからほとんど走らなくなった42号線の1部区間。

今回は海岸沿いを走って帰ろうと思い紀勢自動車道をスルー。

 

気温は33℃前後。流石に暑くなってきた。

適度に止まって水分補給。

 

PM1:00道の駅志原海岸

 

ここで最終ミッションが発生。

売店へ入り何かお土産ないかなと…。

 

ケーキ購入!!まさかの生洋菓子だ!

 

さぁ!おっさんは果たしてケーキを崩さずに持って帰れるのか!?

 

エンデュリスタン ハリケーンに崩れない様ケーキの入った箱を慎重にしまう。

 

 

よし、行くか。

 

南紀白浜ICから高速へin

 

ぶっ飛ばすぜーー!!

 

PM5:00  14時間の一人旅を終えて無事帰宅。

走行距離530km   本日の平均燃費35km

 

さてさて最終ミッションの結果は…。

 

若干の型崩れがあったがミッション達成!

 

 

 

で、いいよな?