「喋々喃々」小川糸 | Grog is not a frog

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2007年9月3日より、mixiのミラーサイト として運用しています。

かなり辛口の感想です。この作者・作品が気に入っている方はご注意を。

アマゾンの内容紹介より

東京・谷中でアンティークきもの店「ひめまつ屋」を営む栞(しおり)。きものを求めるお客ばかりでなく、ご近所さんもふらりと訪れては腰を落ち着ける、小さなこの店に、ある日、父とそっくりの声をした男性客がやってくる。その人は、栞の心のなかで次第に存在感を増していき――人を大切に思う気持ち、日々の細やかな暮らしが、東京・下町の季節の移ろいとともに描き出される、きらめくような物語。
谷中・根津・千駄木近辺に実在するお店や場所も多数登場し、街歩き気分も楽しめる作品。『食堂かたつむり』で鮮烈なデビューを果たした小川糸の第二作。

【喋々喃々(ちょうちょうなんなん)】男女がうちとけて小声で楽しげに語りあう様子。

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さて、前回デビュー作の「食堂かたつむり」で辛目の感想を書いて、「とりあえず、もう一冊読むまで著者の評価を保留」としたが、この著者と私は合わないということが改めてわかった。

上記内容紹介にある、「父とそっくりの声をした男性」は家族を持っており、主人公との関係は不倫である。しかし、この関係を不倫とする必要性がまったくわからない。

彼女の両親は離婚しているが、その原因は母親が不倫をして、その不倫相手の子供を妊娠したというもの。父親は田舎に引っ込んで再婚して自給自足の暮らしをしている。母親は東京で、結構わがままで変わっている妹と、不倫相手との「種違い」の小さな妹の3人暮らし。

この家族との関係も何を言いたいのかよくわからない。

東京の下町での暮らしや食べ物を紹介する、ガイドブック的小説にするなら、こんな変な設定にする必要はないはずなのだが。


結局、この不倫関係に「喋々喃々」という題名をつける感性が私とは相容れないのだろう。