「遠まわりする雛」米澤穂信 | Grog is not a frog

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2007年9月3日より、mixiのミラーサイト として運用しています。

米澤穂信さんの「古典部」シリーズ(「氷菓」「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番」)の短編集。高校に入学してからの一年間の出来事を7編の短編で埋めていく。

古典部4人それぞれのメンバーの違った一面も見えて面白い。

短編ミステリーとしては、この中で「心当たりのあるものは」が良かった。ケメルマンの名作短編「9マイルは遠すぎる」よろしく、聞き逃してしまうような校内放送から、その背景を推理していくというもの。

また、表題作の「遠まわりする雛」は、地区に伝わる生き雛行列で千反田えるがお雛様になり、ホータローが傘もち役で参加するというもの。最初題名を見たときに、鳥の雛がうろうろする話かと思ってしまった。

4人とも青春しています。

日常の謎系のライトミステリーが好きな人には特にお勧めです。