今朝の散歩 | 物質の下僕

物質の下僕

語りえぬものには、沈黙しなければならない












let me have my enemies butchered

幸いにも雨はまだ降っていない。

と言うか、今は止んでいる。

そんなタイミングで散歩に出かけた。

もしや、とも思ったがレインコートはなし。降りださない方へ賭けた。

いつものコースを、と前を見ると吠えるポメラニアン。こちらを振り返っている。

近づかなければおとなしい。コース変更。

ケイはそんなことどうでもいいようだ。

いつものコースを逆進する感じで進む。途中からは同じ道に出る。

が、今朝はさらにコース変更。

ここでちょっとヒヤリとした。

白線の左が車道という場所で正面、白線の内側に鉄柱。

私はそれを避けてさらに内側の家並との隙間を通るつもりでケイを誘導していた。

ところがそう思って前を歩かせたケイが急に鉄柱の左側に飛び出そうとした。車が向かって来る。

リードを引いて白線の内側にケイを戻し、鉄柱の右側をすり抜けた。

もう少し勢いがついていたら、また鉄柱をキックしていたかもしれないし、何より車とケイが接触していた可能性もある。

以前から不満である。白線を引いて「歩道」と称しているあのやり方に。

道路標識のポールも電柱も白線の中、歩行者側にあり避けるには車道へ出ざるを得ない場所がいくらでもある。

車に必要な幅がまず優先されて、残り滓を歩行者に歩かせる。ふざけた発想だ。

そこをさらに自転車が、、、、となると怒り心頭に発す、である。

散歩しながらこの一瞬にそんな考えが頭の中をめぐって、、、思わず凶悪な顔になっていたのだろう(笑)。

すれ違う顔が一瞬たじろぐ(爆)。

ケイがちょっとだけ心配そうに振り返る。

いやはや、、、散歩は楽しいな。